<東海道五十三次(14)>
(14) 岡部~藤枝~島田
22、23.岡部~藤枝~島田3月5日 3時間05分 14,552歩 10キロ
戸塚7時10分発の沼津行きに乗り込み、終点沼津で乗り換える。
西焼津駅に10時10分に到着した。
なんと一年数ヶ月ぶりの東海道である。決して投げたりあきらめたわけではない。千円高速の魅力には抗いがたく、去年は一度も歩かなかった。
東海道をひとの身体にたとえるなら、頭の天辺がスタートの江戸日本橋で、足の先がゴールの山城国三条大橋、現在でいう静岡県は長い長い胴体にあたる。
国でいうと三つ、伊豆(一宿)、駿河(十二宿)、遠江(九宿)と合計二十二宿もあるのだ。
いまは駿河の岡部あたりなので、身体にたとえたら、文学的に言えば胸乳(むなぢ)あたりだろう。もうすこし下世話に言えばオッ・・・って、別に言うことないか。
本日は、駿河国の境となる島田までは最低でも行きたい。
記憶を手繰って歩き始めた。
かなり強い向かい風でかなり歩きづらい。
煙草が無性に吸いたいが、この風では火がつきそうもない。そういえば、戸塚駅で電車を待っているホームで、コンビニで買い求めたおにぎり1個を食しただけだ。腹も減っている。
手ごろな店を探すが、どこも11時開店の店が多い。
ファミレスほどの大きさの「コメダコーヒー」という喫茶店を見つけたので、ここで一服していくことにする。
接客も良く、飲み物の代金でモーニングが付くのがありがたい。
香り高い珈琲で酸味苦味もいい按配でおいしい。トーストも上物のパンを使用している。珈琲が値上がりしているなか四百円も安いような気がする。
休憩して歩き出すと、「来来亭」があって吃驚する。GWの下道の渋滞地獄で壊れた自分を恥ずかしく思いだす。
懐かしくて食べたくなったが、いまモーニングを食べたばかりだ。
歩こう。
(タッケェ~!)
このあたりでは、レギュラーガソリンの価格が145円のスタンドが多い。
深谷に行った一週間前、東京の世田谷で入れたときは127円であった。一週間で20円近い値上がりである。中東問題が平穏にならないと上昇は止まらないのだろうか。
ちょうど一時間過ぎたあたりで、左足の裏、指の付け根あたりに特大の肉刺(まめ)ができて歩きづらくなった。
左足を引きずるようにして歩いていたら、今度は右足の同じ位置にも大きな肉刺ができてしまう。
今日の行程は歩きやすい道だというのに・・・靴のせいだ。先代のウォーキングシューズにすれば良かったのだが、いまこの時点ではなんともならない。
片足だけなら、引きずってもなんどかリズムがつくれるのだが、両足を引きずって歩くのは辛い。
とは言っても、もう戻るに戻れない距離だ。
とにかく島田まで頑張ってみよう。
両足引きずってのウォーキングなんて聞いたこともない。まるで腰痛持ちか痔が突然再発した年配ドナルド・ダックのように不恰好に歩いていたら、オーマイガァーッド、足首まで痛くなってきてホント情けなくなってくる。
島田市にはいって、ほっとする。
シャッターが閉まった商店街の一角で、甘露な井戸水で喉を潤した。
遅めの昼食を軽く腹に入れ、本日は島田で帰還することにした。
戸塚までの運賃、2940円。
乗り換えが静岡、熱海の二回、通過駅数三十九駅の帰り旅であった。浜松あたりからは、新幹線とか車とか宿泊も真剣に考えねば。
両足の肉球の肉刺が快癒したら、次回からはいよいよ静岡県最後の国、遠江(とおとうみ)にはいる。
累計:23宿(次) 日本橋より52里(203キロ) 所要日数:17日
所要時間:53時間35分
歩数:320,764歩 実際に歩いた距離225キロ
交通費:33,900円(戸塚までは通勤定期を使用)
宿泊費:0円
→「東海道五十三次(13)」の記事はこちら
→「遥かなる家路」の記事はこちら →「來來亭のラーメン」の記事はこちら
(14) 岡部~藤枝~島田
22、23.岡部~藤枝~島田3月5日 3時間05分 14,552歩 10キロ
戸塚7時10分発の沼津行きに乗り込み、終点沼津で乗り換える。
西焼津駅に10時10分に到着した。
なんと一年数ヶ月ぶりの東海道である。決して投げたりあきらめたわけではない。千円高速の魅力には抗いがたく、去年は一度も歩かなかった。
東海道をひとの身体にたとえるなら、頭の天辺がスタートの江戸日本橋で、足の先がゴールの山城国三条大橋、現在でいう静岡県は長い長い胴体にあたる。
国でいうと三つ、伊豆(一宿)、駿河(十二宿)、遠江(九宿)と合計二十二宿もあるのだ。
いまは駿河の岡部あたりなので、身体にたとえたら、文学的に言えば胸乳(むなぢ)あたりだろう。もうすこし下世話に言えばオッ・・・って、別に言うことないか。
本日は、駿河国の境となる島田までは最低でも行きたい。
記憶を手繰って歩き始めた。
かなり強い向かい風でかなり歩きづらい。
煙草が無性に吸いたいが、この風では火がつきそうもない。そういえば、戸塚駅で電車を待っているホームで、コンビニで買い求めたおにぎり1個を食しただけだ。腹も減っている。
手ごろな店を探すが、どこも11時開店の店が多い。
ファミレスほどの大きさの「コメダコーヒー」という喫茶店を見つけたので、ここで一服していくことにする。
接客も良く、飲み物の代金でモーニングが付くのがありがたい。
香り高い珈琲で酸味苦味もいい按配でおいしい。トーストも上物のパンを使用している。珈琲が値上がりしているなか四百円も安いような気がする。
休憩して歩き出すと、「来来亭」があって吃驚する。GWの下道の渋滞地獄で壊れた自分を恥ずかしく思いだす。
懐かしくて食べたくなったが、いまモーニングを食べたばかりだ。
歩こう。
(タッケェ~!)
このあたりでは、レギュラーガソリンの価格が145円のスタンドが多い。
深谷に行った一週間前、東京の世田谷で入れたときは127円であった。一週間で20円近い値上がりである。中東問題が平穏にならないと上昇は止まらないのだろうか。
ちょうど一時間過ぎたあたりで、左足の裏、指の付け根あたりに特大の肉刺(まめ)ができて歩きづらくなった。
左足を引きずるようにして歩いていたら、今度は右足の同じ位置にも大きな肉刺ができてしまう。
今日の行程は歩きやすい道だというのに・・・靴のせいだ。先代のウォーキングシューズにすれば良かったのだが、いまこの時点ではなんともならない。
片足だけなら、引きずってもなんどかリズムがつくれるのだが、両足を引きずって歩くのは辛い。
とは言っても、もう戻るに戻れない距離だ。
とにかく島田まで頑張ってみよう。
両足引きずってのウォーキングなんて聞いたこともない。まるで腰痛持ちか痔が突然再発した年配ドナルド・ダックのように不恰好に歩いていたら、オーマイガァーッド、足首まで痛くなってきてホント情けなくなってくる。
島田市にはいって、ほっとする。
シャッターが閉まった商店街の一角で、甘露な井戸水で喉を潤した。
遅めの昼食を軽く腹に入れ、本日は島田で帰還することにした。
戸塚までの運賃、2940円。
乗り換えが静岡、熱海の二回、通過駅数三十九駅の帰り旅であった。浜松あたりからは、新幹線とか車とか宿泊も真剣に考えねば。
両足の肉球の肉刺が快癒したら、次回からはいよいよ静岡県最後の国、遠江(とおとうみ)にはいる。
累計:23宿(次) 日本橋より52里(203キロ) 所要日数:17日
所要時間:53時間35分
歩数:320,764歩 実際に歩いた距離225キロ
交通費:33,900円(戸塚までは通勤定期を使用)
宿泊費:0円
→「東海道五十三次(13)」の記事はこちら
→「遥かなる家路」の記事はこちら →「來來亭のラーメン」の記事はこちら
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