大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「医療従事者差別 児童が考えた」

2020年08月14日 05時24分25秒 | 日記
 「コロハラ」という新語が生まれる様に、コロナ感染の最前線で感染防止に取り組む医療従事者への差別言動が問題となっています。そうした中、「自作の教材を使った差別防止の道徳授業が古賀市立花鶴小であった」そうです。
どんな内容でしょうか?ーー「新型コロナウィルスの患者がいる病院で母親が看護師をしている〈わたし〉。母親の仕事を知った同級生から『お前、うつっているかもしれない』と言われた後、『病院に行かないで』と」母親に頼みます。すると「母親は話し始めたーー。」「自分ももうやめてしまいと思うこともあった。でも、回復した患者から泣きながらお礼を言われ、『今もその言葉を励みにしている』と。」先生は「『病院に行かないで』と言われたときのお母さんの気持ちを尋ね」ます。「児童たちは一斉に手を挙げ、『悲しい気持ちでいっぱい』『皆のために頑張っているのにと泣きそうな気持ち』と答え」があがって、話し合いが続けられるそうです。先生の質問に「児童の手が次々に挙がり『いつもと違う』と教師たちを驚かせて」いるとのことです。
 「古賀市には、(福岡)県内で唯一の第一種感染症指定医療機関があり、光延正次郎校長」が「身近なこととして医療従事者への差別のことをわかってほしい」と考えられ、「話を持ちかけられた」芝尾大樹教諭が「新聞で紹介されていた医療従事者の実態を元に教材を作成」されたそうです。
「普段より積極的に自分の意見を発表したという平川大晴さん(10)は『こういう勉強を色んな学校でやれば、差別がなくなってよいと思う』と話」しています。〜なるほど〜!!
(下:2020年8月8日朝日新聞-渕沢貴子「医療従事者差別 児童が考えた 古賀小・花鶴小独自教材で道徳授業『親を手伝いたい』自分事ととらえ意見次々」より)