大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

【広報いとしま】に鎌田誠一と魯迅の交流、掲載

2020年08月28日 05時22分04秒 | 日記
 糸島市の【広報いとしま】は「毎年、〈終戦の日〉(8月15日)発行の号に『戦争と平和』を考える記事を掲載」され、注目されています。
「今年は戦後75年目の節目。」担当者は『ありきたりではない題材を取り上げたい』と考え、」「2018年に『上海を見ていた墓 魯迅と鎌田誠一』(藍天文芸出版社)を出した横地剛さん(77)らに取材」され、「中国の文豪魯迅(1881〜1936年)を上海事変当時の混乱の中で守った糸島出身の日本人」、「旧制糸島中(現・県立糸島高)卒業生の鎌田誠一さん(1906年〜34年)」の活躍を知り、「8ページにわたり2人の特集を組」まれたとのことです。
「鎌田さんは24歳の時に上海に渡り、就職先の内山書店で魯迅と出会う。書店には郭沫若や谷崎潤一郎ら日中の著名人が出入りし、日中文化交流の場になっていた」そうです。鎌田さんは「魯迅が企画した3回の版画展の準備を任され」たり、「魯迅の一家を外国人租界にかくまい、自分は魯迅のアパートに残って資料を守るなど、戦火の中で懸命に文豪を支えた」とのことです。
「母校の糸島高には2007年に関連写真や資料を集めた『魯迅と鎌田誠一』のコーナー」も設置されているそうです。
広報誌の「担当者は『戦火が広がる中、
敵国同士の2人が結んだ絆に思いをはせてほしい』と話」されています。
*【広報いとしま】は市のホームページでも読めるそうです。
(下:2020年8月23日朝日新聞-鳥居達也「戦火 魯迅を守った無名の日本人 上海事変で一家と資料かくまう 糸島出身の鎌田誠一さん」より)