大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

〈兵士・庶民の戦争資料館〉の戦中日記

2020年08月23日 05時22分00秒 | 日記
 【兵士・庶民の戦争資料館】(福岡県小竹町)には「一兵士が戦場で日々の出来事を記録し、決死の覚悟で持ち帰った日記」が展示されているそうです。「直方出身で、輸送部隊として中国大陸に派遣された大下敏郎さん」の戦中日記で1944(昭和19)年7月から46年6月までの日記」で、「兵舎での日常から行軍中の苦難や戦闘まで克明につづった」モノだそうです。写真でも紹介されていますが「B4判を横折りした短冊状の紙の厚い束。万年筆でびっしり書き込んだ文字。破損や文字のにじみが目立つ」そうです。「戦勝国の中国側からこうした文書の持ち帰りは禁じられていた」そうで、持ち帰り自体が「一命を賭して」の大変なことだったそうです。「おいの大下正則さん(62)は寄贈前、全文に目を通した」そうで「殺さなければ殺される。ここに書かれているのは映画の世界ではない、事実だ。戦争は起きてしまったらおしまいだと改めて思った」と話されています。
(下:2020年8月19日朝日新聞[戦後75年]欄 文-遠山武 写真-藤脇正真「戦中日記大陸での苦難での苦難・敗戦、克明に〈兵士・庶民の戦争資料館〉から 」より)