大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

藤井精工、「金型の技 医療へ進出」

2020年08月20日 05時22分49秒 | 日記
  「スマートフォン向け電子部品などの超精密金型製造を手がける藤井精工(福岡県鞍手町)は、緑内障手術に使う医療器具部品の増産に乗り出す」とのことです。はて?どんな器具?「同社が生産するのは、緑内障患者の眼圧を下げるため、眼球に〈ステント〉という直径0、2ミリの筒を埋め込む手術で使われる医療器具の部品」で、「直径0、33ミリの針状器具の先端部に、ステントを保持する機能を付ける精密加工が必要で、完成までに1年半を要した」とのことです。同社が「医療分野への進出は2016年。東京で開かれた医療機器展示会に参加し、米国メーカーから極小部品の開発依頼を受けた。17年には米食品医薬品局(FDA)の承認を得るため、工場内にクリーンルームを新設。3年かけて量産体制を整えた。部品は完成品になった後、約30カ国へ輸出されている」そうです。〜数々の挑戦課題があったんですね。
さらに、「ステントを埋め込む緑内障手術は患者の体への負担が軽く、日本でも広まりつつあり、需要は増えている」そうです。〜そういえば、何年か前までは、白内障手術はできるけど、緑内障は手術できないと聞いていましたが、、、医療の進歩に精密器具などの進化が大きく貢献しているということですね。「今年6月には医療器具部品の開発が評価され、経済産業省が選ぶ20年版の【グローバルニッチトップ企業100選】にも選出」されたそうです。「技術力の高さが医療業界でも評判を呼び、国内5社、海外3社と新たな医療向け部品の開発にも取り組んでいる」とのことです。
〜新型コロナ感染拡大の中、「経済か人命か」などとよく言われますが、エクモなどの不足、医療従事者用防護用品不足等も問題となっています。医療介護福祉関連産業も大事な経済活動だと改めて思います。
(下:2020年7月31日西日本新聞-山本諒「金型の技 医療へ進出 誤差0、001ミリ 『超精密』強みの藤井精工 手術器具部品の新工場完成」より)