大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「特攻隊員の苦悩 海外へ伝える」

2020年08月24日 05時26分03秒 | 日記
 「太平洋戦争末期、旧日本軍が飛行機などを敵艦船に体当たりさせるために編成した【特別攻撃隊(特攻隊)】。海外では〈KAMIKAZE(カミカゼ〉として自爆テロと重ねる報道もある」そうです。「こうしたなか特攻隊員らの苦悩に光を当て、実際に迫る取り組みが海外でも広がりつつある」とのことです。
 「米ハワイにある〈戦艦ミズリー記念館〉は今年4月、特攻隊員が母親や恋人に書き残した遺書や写真など約100点展示するスペースを広げた。展示は5年前からで、来場者からは多くの反響が寄せられている」そうです。「ニューヨークの〈イントレピッド海上航空宇宙博物館〉でも2019年11月から『カミカゼ 戦火を超えて』展が開かれ、戦士した隊員の日記などが公開された。現在は新型コロナウィルス感染防止のため一時閉館中だ」そうです。「両館に資料を提供した知覧特攻平和会館(鹿児島県南九州市)は『外国の人々にも特攻を知ってもらい、戦争の悲惨さを伝えたい』」とのことです。
また、「静岡大モーデカイ・シェフタル教授(58、日本近現代史)も特攻らの思いを世界に伝えてきた。」「元特攻隊員や遺族ら約100人への聞き取りを基にした証言集を05年に米国で出版」されたそうです。「特攻を受けた元米兵から証言集を読んで恨む気持ちが消えたとの感想も届いた」とのことです。「終戦から75年となり、元特攻隊員の証言を直接聞く機会は少なくなりつつある。」「隊員らの苦悩を伝え続けていくことが求められている」と記事は結ばれています。
(下:2020年8月20日 日本経済新聞《戦後75年》欄「特攻隊員の苦悩海外へ伝える 『死にたくない』でも逃げられず 米で展示に反響『心張り裂けそう』」より)