大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「朝倉で藩医・緒方春朔展」

2021年02月10日 05時22分42秒 | 日記
 「国内初の予防接種【種痘】に成功した秋月藩医、緒方春朔(1748〜1810)を中心に、天然痘根絶に力を尽くした先人たちの功績をたどる特別展が朝倉市秋月野鳥の市秋月博物館で開かれている」そうです。緒方春朔は「人々が神仏にすがった時代に、中国の医学書などで研究を重ね」なんと!「患者のかさぶたを粉末にした〔痘苗(とうびょう)〕を、健康な人に鼻から吸い込ませて体内に免疫を作り出す種痘法を考案」されたそうで、すごいです。「特別展は、未知の感染症と対峙し、克服した歴史を約90点の資料を通じて紹介。」「展示の目玉は、春朔が初めて著した人痘種痘法の解説書『種痘必順辨(しゅとう ひつじゅんべん)』の刊本(印刷本)で全国で4冊しか確認されていないうちの1冊という。春朔の研究の基礎となった全90巻からなる中国の医学書『医宗金鑑(いそうきんかん)』や佐賀藩医の楢林宗建が著した『牛痘小考(ぎゅうとうしょうこう)』など貴重な品々が並ぶ。同館の篠原浩之学芸員は『天然痘の根絶は春朔をはじめとする多くの人たちの努力があってなしえた。共通するのは立場を超えた《救世済民》という志だ。今こそ学びたい』と話」されています。展示は3月14日までだそうです。〜それまでに外出自粛が解除されるでしょうか。オンラインなどでも参観できるようお願いしたいです。
(下:2021年1月29日 西日本新聞-横山太郎「天然痘根絶の歴史 一堂に 朝倉で藩医・緒方春朔展 先人の功績、資料90点 コロナ下《救世済民の志》紹介」より)