「不登校生に多様な学び」

　「新型コロナウイルス禍で不登校の子供が増える中、北九州市や熊本市は不登校の子供を対象にしたオンライン教室を始めた」そうです。「対面授業に参加できなくてもオンライン授業には参加できた子がいたことが背景にある。両市ともに専門スタッフを配置し、子どもと双方向でやり取りできる教室を開いている」そうです。
「文部科学省の調査では２０２０年度、全国の国公私立の小中学校で３０日以上欠席した不登校の児童生徒は約１９万６千人に上り、過去最多と」なっているそうです。
　「文科省は８月、ＩＣＴを使って登校できない子の学習を支援するよう、全国の教育委員会に通知している」そうで、「情報通信技術（ＩＣＴ）の活用で従来はできなかった授業ができるようになった」のです。「これまで学校は不登校を対象に所属学級の授業中継を実施していた」そうですが、「今回の教室は長く休んで学習が追いついていない子を想定し」、オンライン授業に参加しやすいよういろんな工夫がされているようです。
「文科省の担当者は、北九州熊本両市の事例について『注目に値する。その子の個性や進路に敵した学びを提供することが重要』と話」されています。
〜不登校生の不登校になる理由には、学校でのいじめなど様々な事が問題となっていました。オンライン授業ですべてが解決できるわけではなくとも、不登校生に寄り添った授業の有り様を提起している取り組みと思います。コロナ第６波が来て教育現場もまた大変にならないようにすることも大事ですね〜。
　（下２０２１年１０月２５日　西日本新聞四宮淳平「不登校生に多様な学び　北九州、熊本がオンライン教室 　雑談、クイズで和やかに」より）