横浜田舎物語

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『東関東吹奏楽コンクール』 ②

2010-09-07 | M中吹奏楽部
会場に入ると早速メンバー発見




この笑顔が終わった後も見られますようにと祈って

会場に入りました。  カメラもここまで



緊張したってどうなるものでもないけど、まさに”戦闘態勢”の雰囲気

午前の部がすでに終わってどんな結果が出ているのか気になるところですが、

ここで、私もかかわるまで知らなかった情報を

日本吹奏楽連盟の決まりで、3年連続で全国大会に出場したチームは(一般も含むので)
翌年は予選から出場できません。

ですから、2年生がその年3年目の全国だとしたら、翌年、自分たちが最上級生になった時
コンクールには出られません

孫のM中も、平成16年~18年に連続出場したので、19年には参加できませんでした。

その後神奈川からはそういったチームがなく、ずっと千葉県勢に押されています。

千葉県は今回も2校がその対象校で、これを知った時はある意味チャンス!と思ったのですが
プログラムを見たら、なんのことはない、そのかわりに去年出られなかったところが
今年はしっかり出てきています。

毎年メンバーが入れ替わる学校の部活である吹奏楽部でこれほど優秀な成績を続けてとれるというのは
なにか大きな理由があるはず・・・

プログラムの後ろの方を見て唖然とし、納得しました。

神奈川県を除く他3県には、小学校からブラスバンド部がたくさんあって活動しているのです。

中でも特に千葉県は小学校の連盟加盟数が133校、神奈川はなんと、たったの15校
小学校の総数の比率からしても千葉は断トツの吹奏楽王国なのです。

小学校から難しい楽器をさわって、コンクールにも出て、場慣れした子供たちが中学生になって
優秀な指導者に出会う・・・もう初めから負けてます

ただ、そんな中、過去に3年連続で全国に進み、1度は金賞に輝いたこともあるM中はすばらしい
だからこそ、その伝統が重くのしかかってくるのです。

コンクールが始まりました。

県大会の雰囲気とは全く違う、警備の方もかなり厳しいです。

そのうえ、出場チームのレベルの高さに圧倒されます。

夫は隣で競馬の予想のように、自分勝手な採点をしています。

他県には厳しく、神奈川の学校が終わると赤丸を付けたりして

午後5時を回りました。

いよいよM中の出番です。

一気にテンションが上がって、心臓の鼓動が周りに聞こえるのではないか、というくらい

そんな時、さっき休憩中のトイレ前で後ろから聞こえてきた会話を思い出していました。

「先輩たち楽しそう 特にオーディナリー(課題曲)のときなんか、やっぱ先輩たちすごいよ

振り向くとそこにはM中1年生部員が、なんだか自分が誉められてるみたいにうれしかったですね

5月に入部して4カ月、初めての体験に驚きばかりだったでしょうが、何か感じとってくれたでしょうか?

家の孫も去年この大会が終わったあたりから本気モードに入ったような気がします。

先輩たちの活躍を見て、今度は自分たちの番だと、こうして伝統は長く続いていくものなのです。

そんなことを思っているうちに演奏は終了

ひいき目ではなく、今までで一番の出来ではなかったかと思いました。

最終演奏の横浜市立N中学校が終わって、全24校の演奏がすべて終わりました。

あとは1時間後の審査発表を待つのみですが、一般の観客は外に出なければならないし
私以外は明日仕事ですから、一刻も早く帰りたい人たちばかりなので、すぐ帰途に付きました。

東京駅で新幹線から東海道線に乗り換えたころ、「そろそろ発表出ていると思うけど見る?」

携帯のサイトを気にしていた娘です。

「どっちにしたっていずれわかるんだから早い方がいいんじゃない」

なかなか出てきませんでしたけど、品川を過ぎたあたりで「出たよ~どうする~」

まったく、さっき見るわよって言ったでしょ

「では、1番から発表します」

横では夫が例の予想表をじっと見ています。

「1番、○○中 銅賞」

その後、なんと10番まで金賞が出てきません???

ようやく神奈川県代表のH中が金賞に(午前の部なので聴けなかったけど)

その後、常連校が順当に金賞を取って、その時点ですでに全国に行ける◎金学校、3校が
決まってしまいました。

しかたない・・でも・・・「M中・・金だよ金取ったあ

<よかったあ これで先輩たちに顔向けができる>

別に顔向けのためにやっているわけじゃないけど、夏の初めころのことを思うと
正直な感想です。

結局2年連続”ダメ金”でした。

帰りのバスの中はどんな様子なのでしょう

きっと悔し涙で落ち込んでいることでしょう

<堂々と胸を張って帰っておいで> 孫たちに届けと心で念じました

とにかく最低の責任は果たしました(あくまでも私の中で)

悔しいのは確かですが、娘じゃないけど「あのメンバーでよくここまで来たよね」

去年の先輩たちがあまりに優秀だったから、初めは「県大会に行ければいいよね」でした。
それが県を2位通過して、宇都宮まで連れて来てくれたのです。

「銀賞で十分でしょう」なんて始まるまで言ってたのです。

それが実際聞いてみたら<思ったよりずっとうまくなってる

それが先輩たちと肩を並べる結果となったのです。

夏休みが終わってほとんどの部は3年生が引退、2年生から部長が出て、新体制でスタートしているようです。

吹奏楽部はどこまでやるのか知りませんが、まもなく始まる中間試験が終わると
公会堂を借り切って【オータムコンサート】が開かれます。

B編のメンバーも縁の下の力持ちで支えてくれていましたが、コンサートでは主役の一翼です。

先輩や、そのご家族、直接言葉はなくても、陰で応援してくださっている地元の人たちが
大勢いらっしゃいます。

それが証拠に、昨日セントラルに行ったら、「M中さすがね 金賞でしょ、すご~い」と
何人かのおばさまたちが声をかけてくださいました。

さあ、胸を張って、来年に向けて出発しましょう。

感動をありがとう

あと1年しかないなんて・・今からその日が来るのが怖いです。

お疲れさまでした  




コメント (6)
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