横浜田舎物語

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54年前の映画~幕末太陽傳

2011-12-24 | 居酒屋&グルメ
久しぶりに夫と映画に行ってきました。

   

幕末太陽傳』1957年の映画だそうです。  なんと54年前、私は8歳でした。

だから当然封切りの頃など知る由もありません。

古い物好きの夫の趣味で「日本映画の真髄、とにかくおもしろいから」

あまり乗り気じゃなかったけど

だって、<おもしろそうな映画いっぱいやってるのになんでよりによってこんなの見なくちゃいけないのよ

場所は伊勢佐木町の”横浜ニューテアトル”

伊勢佐木町には他にもここのような小さな劇場・・そう、映画館というより劇場

席を数えたら、118席しかありませんでした。(暇人

そこに観客は20人?30人?
それもほとんど1,000円のシニア世代

大丈夫かしら?

始まりました。  まず封切られた頃の品川近辺が出ます。

そこから時代はさかのぼり、文久2年(1862年)の品川宿”遊女屋相模屋”が舞台

あらすじはともかく、とにかく掛け値なしでおもしろかった。

54年前だからみんな若い、そして今はもういない人ばかり

フランキー堺が主役なんですけど、今、これほどの技量と存在感のあるタレントがいる?
と思わせてくれるほどのすばらしい演技でした。

まだ若かりし裕次郎、小林旭、棒読みのせりふがまだデビューしたての初々しさを感じます。

若く美しい南田洋子と左幸子、そして芦川いづみ

年とった彼女をさらけ出した家族とマスコミを恨みたくなるような美貌と愛らしさ
晩年の彼女しか知らない人たちにぜひ見てほしいって思わずつぶやいてしまいました。

初めはわけのわからない映画、なんて文句言ってましたけど、終わってみればなんて楽しい、味わい深い映画
夫が<これぞ日本映画の真髄>って言ってた意味がわかったような気がしました。

ちょっと大げさですけどね。  

日活映画の100周年のイベントで再上映されたようです。

知らない俳優もいましたけど、二谷英明、岡田真澄の二枚目に、小沢昭一、西村晃、殿山泰司、金子信雄等
日本を代表する個性派俳優の面々

なんて贅沢なキャストでしょう

当然ですが、もうあちらの世界に旅立った人がほとんどですけどね。

こんな小さな場末の映画館、こういうところこそいい映画をやっているとよく聞きますが
もう少し注目しなければいけませんね。

外に出ました



ここが青江三奈の大ヒット曲で有名な”伊勢佐木町”です。

横浜も観光、ショッピング、歓楽街の中心が他に移ってしまったので、昔を知っている人には寂しい限りですが

ちょっと裏道に入るとなかなかおもしろそうな店がたくさんあります。

お腹が空いたし、寒いし・・で入った店が

 

なんか古そうな、あまりきれいな店ではなかったけど、とにかく安い

生中、480円、おでん鍋を注文したら



二人で十分食べられますよって、本当でした。

「いいだしが出てるからうどんとか、入れられたらいいね」と言ってたら
注文できました。

残りのだしにうどんを入れて、これが一番おいしかったかな?

居酒屋というより、定食屋という感じで、朝定食500円なんてのもありました。

この一角は古い飲食店が何軒かあり、お隣の天ぷら屋さんもかなり古くて、ちょっと気になって
次回、来ることがあったら寄ってみよう・・という結論で帰路につきました。

さて今日はクリスマスイブ、孫たちがきますのでこれから準備しますが
肝心の孫は受験生、塾が終わってから来るんですって

最近そんな時間にご飯食べてるから太っちゃって、と気にしてますけど
ケーキもありますからね

みいやんさんのポテトサラダリースも作る予定です。

   Merry Christmas
コメント (8)
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