・・・先日の夕刊に今年の春闘の関連データーとして、企業収益と労働者給与の年代別の推移グラフが載っていたので、転載する。
グラフのタイトルにあるように、このグラフで言いたいのは「企業の儲けが増えてきているのに、労働者の給与は減ってきている」のである。
詳しく、解説してあるのを読むと給与は1990年以降の最低水準値で下げ止まっているとみられてい.る。 それに対して、企業利益はリーマンショック以来の最高値を示している
しかし、企業利益は政府のインフレ政策による見かけの結果で、けっして本当の実力とは見難い。 また、労働者給与は物価のインフレを考えると、数値以上に減っていると思われる。 しかも、労働者の大半を占める、中小企業に働く人は、実質もっと内容が悪い。
これらを見ると、政府はもっと、長期的展望に立って、成長は無くても、インフレを目指すのでなく、生活が安定する、経済方策をとった方が良いと考える。
即ち、大企業を刺激して、経済を活性化するのでなく、国民の大半を占める、労働者や、年金生活者が安心して暮らせるために、インフラ投資して、労働者の生活安定に、力を注ぐことが、民心の安定になり、社会の経済成長につながるように思う。