小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

日銀通りのプラタナス

2010-11-18 18:10:34 | インポート
街路樹には、道路の付帯施設という位置づけで様々な機能があります。

景観美をつくり季節感を提供する、心を和ませるなどの景観向上機能。
酸素の生成、粉じん有害物の吸収、大気浄化などの生活環境保全機能。
対向車のライト緩和、防風、路外転落時の衝撃緩和などの交通安全機能・防災機能。

などです。




小樽市の市道全体では、約3万6000本の街路樹があるそうで、
ナナカマド、イチョウ、プラタナスなどの高木が約4000本、
残りの約3万2000本がハイマツ、ツツジ、ハマナスなどの低木だそうです。


この街路樹に関しては、管理する市に対して

看板が見えなくなる。
洗濯物が乾かない。
部屋が日陰になる。
虫がつく。
鳥がきて糞をする。
落ち葉が散乱する。

など、毎年たくさんの苦情が寄せられるそうです。
枝が伸びて信号のセンサーに反応するという、警察からの苦情もあるそうです。

剪定するにしても、その経費って、けっこう掛かるでしょうね。




葉が大きいプラタナスは、苦情が多く寄せられる街路樹の一つだそうです。
そのため、強めに剪定するのが一般的ですが、景観地区にもなっている
浅草通線(日銀通り)は、平成16年度から弱めの剪定としています。





プラタナスがあることで、この通りはホント絵になりますね。



これを実現している背景には、関係者の熱意と奉仕の精神があります。

強めの剪定をしてなるべく経費と手間をかけたくない市に対して、
景観を守りたい市民のボランティア団体が落ち葉拾いという役務を提供することを申し出、
その協力体制により実現しているのです。


今年も落ち葉拾い(清掃活動)を行うそうです。

11月23日(祝)午前10時 文学館・美術館前集合
主催 日銀通り景観協議会、おたる緑のまちづくりの会
参加団体 小樽おもてなしボランティアの会、小樽観光ガイドクラブ


本当に頭が下がります。