米の抗議デモ

全米に広がる抗議デモ。
一部が暴徒化し、店舗などを襲撃しているという。
憂慮すべき事態だ。
アメリカに根強く残る人種差別が、コロナ禍による失業など市民の不満が募る中にあって爆発し顕在化した。
端緒となった事件は、動画撮影され、検索すればすぐにヒットし、世界中誰でもみることができる。
抗議デモが急速に広がりをみせている背景には、現在のSNSの持つ力も大きく影響していると感じる。

トランプ氏は、暴力鎮圧のため米軍動員に言及したという。
大ごとにならなければいいが。
早期沈静化することを願うばかりだ。







Black Lives Matter (BLM)は、改めて覚えておきたいワードだ。

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［1日 ロイター］
米ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に暴行され死亡した事件を巡り、独立検視官らは1日、遺族の要請を受けて行った検視の結果、死因は「窒息」で、殺人により死亡したと断定した。また死亡原因となるような持病も見られなかったとした。
郡検視官によると、外傷性の窒息の形跡はなく、冠状動脈疾患や高血圧が死亡につながった公算が大きいとされていた。
今回検視に当たったアレシア・ウィルソン医師は「形跡から死因は機械的窒息で、殺人による死亡と判断される」と表明。検視に立ち会ったマイケル・ベーデン医師もウィルソン氏の意見に同意するとした上で「フロイド氏に死亡原因となるような持病は見られなかった」と指摘した。

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東京新聞
トランプ米大統領は一日、ホワイトハウスで演説し、黒人男性が白人警官に首を押さえられ死亡した事件をきっかけに全米で相次ぐ暴動を鎮圧するため、各州の対応が不十分なら「連邦軍を動員する」と表明した。ホワイトハウス前では同日、集まっていたデモ参加者を排除するため催涙ガスが使用された。　
トランプ氏は、抗議活動が一部暴徒化し略奪などが行われていることに対し「われわれの国は最近、無政府主義者、暴徒、犯罪者にとらわれている。これは平和的な抗議活動ではなく、国内テロだ」と非難した。
そのうえで「暴力を止め、米国の安全を回復するため、大統領として行動をとる」と強調。全州知事に治安維持のため必要な州兵を配備することを勧告し、州や市が住民の生命・財産を守る必要な措置を拒否した場合、「私は連邦軍を配置し、直ちに問題を解決する」と明らかにした。
全米では少なくとも四十都市で夜間外出禁止令が出されるなど、治安悪化が懸念されている。トランプ氏は一日、演説に先立って州知事らと電話会議を行い、各州の対応が不十分だと指摘。「（暴動などを）早期に制圧しなければ、さらに悪化する」として州兵を使って早期に抑え込むよう求めていた。
抗議デモへの連邦軍の動員を表明したトランプ氏に、ニューヨーク州のクオモ知事はツイッターで「恥ずべきことだ」と非難した。
首都ワシントンでは、一日から午後七時以降の夜間外出禁止令が出された。