朝6時、今時期だとまだ暗い時間にパシャリ。

昭和8年建築の小樽市役所本館庁舎と昭和38年建築の別館庁舎とそれらをつなぐ渡り廊下。
全体的にうっすらと雪が積もっているが、いくつかあるマンホールの蓋部分は、雪がとけて丸い模様のようになっている。
また、ロードヒーティングのように雪が積もっていない帯状になっている部分があるが、これはその下にボイラーの配管が通っているせいだろう。
本館地階には暖房用の大型ボイラーが設備されており、そこで作られた熱い蒸気が、3階まである本館庁舎のほか、別館庁舎の地階から5階までを循環する仕組みとなっている。
本館と別館は、2階部分の渡り廊下で繋がっているだけでなく、地面の下にある配管でも繋がっているのだろう。
本館庁舎も別館庁舎も老朽化が進み、耐震性能は、現在の建築基準法の基準を満たしていない。
本館庁舎は、歴史的建造物として耐震化した上で保存・活用するとしても、別館庁舎は、構造的にも耐震改修は難しく、建築費としても新築したほうが有利だろう。
新築建替えを本格的に検討していくべき時期が、もうすぐそこまで来ている。
