夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

ゆき 伊勢正義画 その5

2018-04-27 00:01:00 | 洋画
当時の文部省当局が美術団体を改組しようとして美術界が混乱した渦中に、自由と純粋さを求めて「新制作協会」が結成されました。若き9人の青年画家、猪熊弦一郎、伊勢正義、脇田和、中西利雄、内田巌、小磯良平、佐藤敬、三田康、鈴木誠という今ではそうそうたるメンバーにより結成されました。 そして、創立3年後の昭和14年に志しをともにする本郷新、山内壮夫、吉田芳夫、舟越保武、佐藤忠良、柳原義達、明田川孝の7名の新進彫刻家の参加により、彫刻部が設けら、 戦後には建築部、池辺陽、岡田哲郎、丹下健三、吉村順三、山口文象、谷口吉郎、前川国男の7名(現:スペースデザイン部)そして日本画部(後の創画会)が合流しています。その日本画部には本ブログでおなじみの同郷の福田豊四郎氏が加わっています。同郷の志ある画家らが新しい日本画、洋画を模索していた時代であったのでしょう。 . . . 本文を読む