夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

氏素性の解らぬ作品 陽刻唐草文角徳利

2021-10-15 00:01:00 | 陶磁器
子どもの学校が始まりだしてからは、離れの茶室前の縁側は洗濯干しにて庭を鑑賞する日がなかなかありませんでした。先週はは久方ぶりに庭を眺めてのんびりした週末でした。



本日の作品はなんとなく気に入った作品だったので、氏素性の解らぬ作品のわりにはちょっと高めのお値段でしたが購入した作品です。使うには花入れにいいですね。



角形状の徳利で代表的なのは備前、さらには九谷や伊万里にもありますが、本作品は唐津というふれこみでした。唐津に陽刻? よく解りませんが、瀬戸かもしれません・・??

氏素性の解らぬ作品 陽刻唐草文角徳利
誂箱
口径約*胴幅65*底径*高さ190



徳利ではもったいないほど品があるかな? 作品に品格も持たせているのはやはり陽刻の文様ですね。 



菊でしょうか? 唐津でこのような作品は観たことがありませんが、唐津は李朝系統の窯ですから、陽刻あってもおかしくはありません。



しかも李朝よりよほど品がある・・???。



唐津は釉薬に頼る窯ですから、ちょっと物足りない窯というのが唐津への当方のイメージで、単なる斑唐津や朝鮮唐津ではどうも好きになれない面もあります。



唐津の趣はやはり李朝には負けるし、釉薬の色調だけでは近代陶器にも劣るように思います。やはり絵唐津がいいですね。



とはいえガラクタ揃いの当方の蒐集・・・、値段がたいして高くないガラクタで氏素性の解らぬ作品の巣窟にならぬように要注意ですね。



上記のような作品たちが小生の蒐集の真髄?かもしれません



氏素性の解らぬ当方には、いろんな氏素性の解らぬ作品が集まってきてしまうようです。





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