夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

寺崎廣業 その13 美人折花図

2012-11-03 10:17:18 | 掛け軸
寺崎廣業の美人画はなかなか市場に出てきませんでしが、インターネットのアラームで出品を知り、格安??で落札。

美人折花図 寺崎廣業筆
水墨着色絹本軸装軸先象牙 共箱 

全体サイズ:横557*縦2005 画サイズ:横410*縦1135




作品の落款、印章から明治40年頃の作品であろうと推察されます。

家内が近所を散策し、花を摘み取ってくるのと同じ画題・・美人??? 



箱書きは大正初めのものではないかと思われます。

 

年代の推察は今まで集めた資料によるものです。

同時期に製作、もしくは少なくとも箱書きされた作品に下記の作品があります。

寿老 寺崎廣業筆
水墨着色絹本共箱 
画サイズ:横416*縦1146



本作品はコレクターが思文閣に3年ほど前に売却した作品で、買い取り価格は10万円でした。買い取り価格は今はもっと安いと思いますが、基本的には買い取り価格はかなり安いと覚悟せざるえないでしょう。

「なんでも鑑定団」のように高い値段では買い取ってくれないのが現実です。





下記のような写真を記録に残すことで次の作品を購入する際の真贋の判定資料となります。

   


投稿作品とほぼ同時期に箱書きされていますが、作品自体は少し前の作品でしょう。詳細は週末に調べる予定です。

ともかく、寺崎廣業の美人画の真筆は珍しいのではないかと悦に入っている次第です。


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