年末の男の隠れ家にて正月用の掛物を物色していたら、下記の2作品の資料を作成していないことが解りました。
白梅 伝小林古径筆
「梅村知美」宛送付記録有 絹本着色絹装軸 太巻共箱誂二重箱
全体サイズ:縦1364*横621 画サイズ:縦413*横473
これらの2作品は真贋不明という観点から、気軽に飾っていた作品ですが、真贋は相変わらず不明のままです。
見栄えがいいのでよく飾っていた作品です。
ただ小林古径らしくない・・・・??
うまいといえばうまい・・・。
作品中の落款や印章は資料に一致しますが、真贋は不明です。
共箱内には下記のような札のコピーが同封されていますが、詳細は不明です。
もう一点は下記の作品です。
富岳 伝菊池契月筆
紙本着色軸装 軸先象牙 太巻共箱誂二重箱
全体サイズ:縦1337*横652 画サイズ:縦423*横507
2作品とも厚く塗られた作品で、このような作品を両画家が描いたであろうか? ともかく入手時から作品の厚塗り?の特性からでしょうが、太巻の誂えになっています。
出来は決して悪くはないのだが、少しでも疑念のある作品ははじいていくのが当方の蒐集の基本とするところ・・・。
そのような観点から資料を作成しないでいたのと思われます。
作品中と共箱の落款や印章は下記のとおりで、資料の印影とは一致します。
資料作成が完了したら、また男の隠れ家に戻しておこうと思います。その間は下記の作品を飾っておきました。
松魚 竹内栖鳳筆
紙本水墨着色額装 竹内四郎鑑定シール
全体サイズ:縦635*横730 画サイズ:縦405*横505 P10号
この作品も同様な扱いでしたが、どうも筋が良さそう・・・。