夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

色紙・はがきについて 

2016-10-18 00:01:00 | 日本画
先週末は家族でお出かけ・・。息子はテントウムシのリュックを背負って出かけました。



行く先は東京美術倶楽部・・。数年に一度開催される一流どころの骨董店の一流品の作品が展示販売される展示会です



まずは腹ごしらえから・・・。館内には食堂があり、集まる客もそれ相応のひとばかり、むろん当方のような子連れなど一人もいません。



いざ戦場へ・・・。



と思いきや、ワンフロアを回ったところで息子がギブアップ。二人でくつろいで展示品の鑑賞。

「お月様だね」と息子。「今年は天気が悪くてゆっくり観れなったね。」と言うと「壊れてるね。」だと・・。「そう窯割れというのだよ、」と骨董の会話を2歳半の息子と展示している廊下に胡坐をかきながら・・・。



休んだところでもうワンフロア・・、またもギブアップ、よって休憩。息子の興味は石灯籠び止め石・・・。「止め石」は読者の皆さんはご存知ですよね?



結局、思うように見れませんでしたが、それでもなかなかお目にかかれない逸品を直に触れてみることができて有意義な時間でした。

価格の表示のない作品多かったですが、ほとんどが三桁・・、値段も一流。

さて当方の拙なる作品、贋作と判断した作品、真作でも出来の良くない作品、表具を改装するまでもない作品を徐々に仕分けていますが、一流の作品をみるとそういう思いが益々高まりますね。



上記の伝広田多津の作品もそのひとつです。陶磁器も掛け軸もだいたい遺さない作品の確率は同じようです。

「売るべし」にもならない作品はほとんど廃棄ですが、掛け軸などはさほど大きな作品はないので家庭ごみで処分できます。逸品を見てくると自分の所蔵作品がつまらなく見えてくる・・・。

それでは本日は極端に「つまらない」作品ということで、紹介するのは色紙やはがきの作品です。これらは場所をとらないので意外に処分する気にならない・・?・・。

色紙 山中松林図 児玉希望筆 
絹本水墨 色紙  
画サイズ:縦270*横240





色紙は福田豊四郎の作品がメインですが、こちらもだいぶ多くなってきました。

樹下小禽図 下村観山筆 
絹本水墨淡彩 色紙  
画サイズ:縦270*横240







筍 川端龍子筆
葉書
画サイズ:横90*縦142









 



色紙やはがき用を入れる額はいいものが数点あるといいと思います。場所をとるので残った古い額や安物の額は廃棄処分し、色紙や額はタトウに入れて専用の箪笥に収納しておくとよいでしょう。



だいたい、作品の整理ができてきました。あとは改装や収納の改善の必要のあるものを処置し、古くに集めたものを今一度見直してみることで、ブログも終焉に近づいてきました。



数が多い掛け軸はいったん長さ別に整理します。長さ別に6箇所の保管棚があります。



骨董は飾る場所と整理する場所がなくてはいけません。骨董をビジネスを趣味とする者がやたらに集めて散らかすなどはもってのはか・・。整理しきれないときは処分、処分・・・。レベルを上げて東京美術倶楽部の展示会のレベルまで・・・



最初の写真を覚えていますが? 「見直そう、自分のごみを・・・」 

一流品をみてあらかた処分しようと思う反面、これはと思う作品も数は少ないですが見つけては自信をもつ作品もあります。いずれ一級品に触れることは大切です。「いつかは・・、」という思いがいいものを呼び込むことになると信じています。そう、いつかは・・。





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