夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

葡萄図-16(三幅対) 天龍道人筆 その28

2015-12-08 05:20:10 | 掛け軸
週末は掃除だ、買い物だ、片づけだ、「パパだ!」といううちにあっというまに時間が過ぎてしまします。家内はそれ幸いと昼寝・・・。
日曜の夜になって子供が眠り、ようやく「さ~、骨董の整理}と思うと睡魔が遅いかかり、そのままご就寝と相成りました。しかもぐっすり寝たわりには変な夢をみてしまい、出勤の準備しながら「あの夢は何を暗示しているのかな?」と考え込んでしまいます。

夢ですからむろんストーリーはばらばら・・。

***********夢の概略****************

アメリカらしいとこに出張、車で仕事の待ち合わせ場所へ向かいます。方向音痴な小生はむろん迷ってしましますが、なんとなく乗りつけたホテルが待ち合わせ場所であったらしい。

そこで会った体格の良い年配のアメリカ人紳士。(夢の中では小生はまだ30代前後らしい・・。)アメリカ人紳士は紳士らしくいろいろと小生の世話をしてくれるが、どうも同性愛者らしい。むろん変な関係にはならない。

泊まったところがこれが日本風の部屋? というか数奇屋作りの家? 屋久杉のちょっと派手目の板目の壁、簾一面の壁の部屋、ありきたりの「これが数奇屋でございます」の建物ではなく、すばらしく日本風で美しい。おもわず「ほ~」と・・・。(日本では耐火基準の問題がありそう?)

なんやかんやとしているうちに帰国・・。というか帰国する早朝に寝坊したらしい。夢は常にトラブル続きで、焦る場面が多いようです。

***********以上夢の概略****************

数日前に見た「侍夫婦と同心」の夢も面白かったが、こちらもなかなか・・。夢で見たあの建物、といいうか部屋は鮮烈・・。「作れる!」、「作ってみたい!」・・、ものづくりの血が騒ぎ出す

さて、本日は原稿を作成している時間がなかったので控えていた原稿からの投稿です。

天龍道人の作品「その28」です。「二幅対」の次は「三幅対」の天龍道人の作品で、天龍道人は葡萄や鷹の絵だけでなく書も充分に魅力があります。

葡萄図-16(三幅対) 天龍道人筆 その28
紙本水墨軸装 軸先木製 片倉家所蔵箱
全体サイズ:縦1670*横420 画サイズ:縦992*横280



以前にブログで紹介した82歳の作品「葡萄図-14 天龍道人筆 その26」と本作品はほぼ同一印章と考えられますが、88歳の作品「葡萄図-16(三幅対) 天龍道人筆 その28」の印章は明らかに別の印章であり検証を要します。ただ贋作ということではないように思います。

葡萄の画家と言われた天龍道人の珍しい三幅対の作品です。箱に記された「片倉家」についての詳細は不明です。



「天龍道人八十二歳写」とあり晩年の枯淡の作と称される作品です。細かい説明は省きます。作品をじっくりご覧ください。



賛の読みはよく解っていません。



天龍道人のよい作品は前はよくインターネットオークションに出品されていまいしたが最近は見かけなくなりました。



当方のコレクションは最近は天龍道人の出来の良いものに絞って蒐集していますが、このような三幅対の作品は非常に珍しいと思います。

当方の天龍道人の蒐集の集大成としての作品になろうかと思います。「同じ画家など長く同じ関連のものを蒐集しない。」というのが小生の考えです。レベルを上げていく、分野を広くすることで面白味が増し、生活を豊かにするものと考えています。むろん同じ蒐集していた画家の作品を蒐集しますが、いいものだけに限定していくということです。これが論外難しいのが現実ですが・・・。





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