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選挙というものは、ある意味で政治家の茶番劇であるという側面をもっているものですが、今回の選挙もまたそのような側面を改めて感じました。もしかしたら一番賢いのは投票する側の国民であったという今回の参議院選挙の結果かもしれません。
さて息子は最近、小生の寝ているベットに足をかけてくるようになってきました。朝起きると「パパ、どこ?」と半泣き状態で小生を探し回る始末・・・、「かわいいね~」
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本ブログの作品でアクセス件数の多い作品に「染付香合 五良太甫呉祥瑞造銘」があります。
本日紹介する作品は同じく染付の香合の作品です。
(古)染付 隅田川文香合
箱入
幅68*奥行67*高さ40
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復習の意味で香合の由来を調べてみました。インターネット上の記事を引用します。
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香合(こうごう):風炉や炉の中で焚く「香」を入れる「盒子(合子)」(小さな蓋付の器)です。
炭点前のときに普通は、炭斗(すみとり)に入れて席中に持ち出し、炭をついだ後、火箸で香合より香を取り、下火の近くと、胴炭のあたりに入れます。炭点前がない場合は、床の間に紙釜敷(和紙を重ねて四つ折にしたもの)に載せて飾ります。
炉には木地、塗物等の香合を使い、伽羅、沈香、白檀などの香木を使います。
風炉には普通は陶磁器のものを使い、練香(香木の粉と蜂蜜などを練り上げた物)を使います。
古くは、「室礼(しつらい)」(座敷飾り)に香炉に付属して置かれ、大半は塗物でした。
草庵の茶室でも香炉と一対で席中に持ち出し飾られましたが、炭道具として独立したかたちでの香合は、記録では文禄年間(1573~1595)以降とされます。
漆器や陶磁器の小品から取り上げて使うようになり、また焼物香合を焼かせることも始まり、桃山時代から黄瀬戸、志野、備前、織部、信楽、伊賀、唐津などが焼かれます。
もとは日用雑器から取り上げたものが多く、古い時代ではそれほど重く扱われていませんが、江戸時代後期、文化・文政年間になるころ、蓋置などとともに小物に趣向を凝らす事が盛んになり、唐物を中心に陶磁香合が重く扱われるようになり、安政2年(1855)に交趾・染付・呉州・青磁・祥瑞・宋胡録などの唐物香合を主に215種で編集した『形物香合相撲番付』が制作され、後世の評価にも影響しています。
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『形物香合相撲番付』なるものを調べてみましょう。まるで相撲の番付のようなものです。こちらもインターネット上の記事を引用します。詳細はリンク先を参考にして下さい。
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「形物香合相撲」番付表:安政2年(1855)に出版され、染付85種、交趾64種、青磁29種、祥瑞19種、呉須16種、宋胡禄2種の計215種の唐物の香合が選出され東西に分けられています。
行司に塗物香合3種、頭取に和物の焼物の代表的なもの7種が選ばれ、勧進元に呉須台牛と紅毛2種の計3種、差添に南蛮・寧波染付の2種の、総計230種の香合が記されています。その他は世話人の部に入れられています。
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現存する香合のほとんどがこの分類に区分けできるようです。当然の如く、写しの作品もあれば、稀に当時の古来の作品もあります。
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本作品もこの分類の中にあり、「形物香合相撲番付表」の番付の四段目十四位に位置するのが「隅田川」香合です。
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作品の特徴の説明には
「多少ふくらみのある四方形で、蓋の甲に対角を結んで川に架かる橋を表わしたハジキ(弦状の摘み)が付き、これを境に上部に枝垂柳、下部に川面を行く船人物を描いたもの。図柄は少しずつ異なる。日本からの注文品で、根津美術館のものが知られる。」とあります。
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使用する季節は春のようで、「春のうららの隅田川・・」?、四隅に桜も文様が描かれています。根津美術館所蔵の「隅田川」香合作品を看てみたいですね。
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本作品が模倣品なのか、古染付の作品なのか? 小生には知る由もありませんが、古染付の雰囲気があり、正直なところ願わくは古染付であってほしいものです。
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前の所蔵者が大切に保存していたことがうかがえる保存箱です。
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写真の無い時代は中身が解るように小さな札を付けておくのが普通でした。香合の保存箱は小さいのを良しとするようです。いいものはぎりぎりの大きさの箱に保存されています。
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紐が皮だともっといい仕立てになります。茶碗や茶入ではいい道具はさらに外箱が付きますが、香合ではあまりみたことがありません。
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古染付であろうとなかろうと、「形物香合相撲番付表」なるものを知ることができたのは収穫です。
選挙になると誰が誰だか解らなくなるので、政治家や政党にも番付評、もとい番付表でも作ったらいいのではないでしょうか?
日本をダメにしかけた前回の政権での予算切りの女性の責任者は誰だったのか、タレント議員なるものの才能はいかほどかなどの忘れ去られた事実や知られていない事実を一覧にしてもらいたいものです。まだまだ当選すべきではない人物が議員になっているような気がしてならない。
さて息子は最近、小生の寝ているベットに足をかけてくるようになってきました。朝起きると「パパ、どこ?」と半泣き状態で小生を探し回る始末・・・、「かわいいね~」
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本ブログの作品でアクセス件数の多い作品に「染付香合 五良太甫呉祥瑞造銘」があります。
本日紹介する作品は同じく染付の香合の作品です。
(古)染付 隅田川文香合
箱入
幅68*奥行67*高さ40
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復習の意味で香合の由来を調べてみました。インターネット上の記事を引用します。
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香合(こうごう):風炉や炉の中で焚く「香」を入れる「盒子(合子)」(小さな蓋付の器)です。
炭点前のときに普通は、炭斗(すみとり)に入れて席中に持ち出し、炭をついだ後、火箸で香合より香を取り、下火の近くと、胴炭のあたりに入れます。炭点前がない場合は、床の間に紙釜敷(和紙を重ねて四つ折にしたもの)に載せて飾ります。
炉には木地、塗物等の香合を使い、伽羅、沈香、白檀などの香木を使います。
風炉には普通は陶磁器のものを使い、練香(香木の粉と蜂蜜などを練り上げた物)を使います。
古くは、「室礼(しつらい)」(座敷飾り)に香炉に付属して置かれ、大半は塗物でした。
草庵の茶室でも香炉と一対で席中に持ち出し飾られましたが、炭道具として独立したかたちでの香合は、記録では文禄年間(1573~1595)以降とされます。
漆器や陶磁器の小品から取り上げて使うようになり、また焼物香合を焼かせることも始まり、桃山時代から黄瀬戸、志野、備前、織部、信楽、伊賀、唐津などが焼かれます。
もとは日用雑器から取り上げたものが多く、古い時代ではそれほど重く扱われていませんが、江戸時代後期、文化・文政年間になるころ、蓋置などとともに小物に趣向を凝らす事が盛んになり、唐物を中心に陶磁香合が重く扱われるようになり、安政2年(1855)に交趾・染付・呉州・青磁・祥瑞・宋胡録などの唐物香合を主に215種で編集した『形物香合相撲番付』が制作され、後世の評価にも影響しています。
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『形物香合相撲番付』なるものを調べてみましょう。まるで相撲の番付のようなものです。こちらもインターネット上の記事を引用します。詳細はリンク先を参考にして下さい。
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「形物香合相撲」番付表:安政2年(1855)に出版され、染付85種、交趾64種、青磁29種、祥瑞19種、呉須16種、宋胡禄2種の計215種の唐物の香合が選出され東西に分けられています。
行司に塗物香合3種、頭取に和物の焼物の代表的なもの7種が選ばれ、勧進元に呉須台牛と紅毛2種の計3種、差添に南蛮・寧波染付の2種の、総計230種の香合が記されています。その他は世話人の部に入れられています。
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現存する香合のほとんどがこの分類に区分けできるようです。当然の如く、写しの作品もあれば、稀に当時の古来の作品もあります。
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本作品もこの分類の中にあり、「形物香合相撲番付表」の番付の四段目十四位に位置するのが「隅田川」香合です。
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作品の特徴の説明には
「多少ふくらみのある四方形で、蓋の甲に対角を結んで川に架かる橋を表わしたハジキ(弦状の摘み)が付き、これを境に上部に枝垂柳、下部に川面を行く船人物を描いたもの。図柄は少しずつ異なる。日本からの注文品で、根津美術館のものが知られる。」とあります。
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使用する季節は春のようで、「春のうららの隅田川・・」?、四隅に桜も文様が描かれています。根津美術館所蔵の「隅田川」香合作品を看てみたいですね。
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本作品が模倣品なのか、古染付の作品なのか? 小生には知る由もありませんが、古染付の雰囲気があり、正直なところ願わくは古染付であってほしいものです。
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前の所蔵者が大切に保存していたことがうかがえる保存箱です。
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写真の無い時代は中身が解るように小さな札を付けておくのが普通でした。香合の保存箱は小さいのを良しとするようです。いいものはぎりぎりの大きさの箱に保存されています。
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紐が皮だともっといい仕立てになります。茶碗や茶入ではいい道具はさらに外箱が付きますが、香合ではあまりみたことがありません。
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古染付であろうとなかろうと、「形物香合相撲番付表」なるものを知ることができたのは収穫です。
選挙になると誰が誰だか解らなくなるので、政治家や政党にも番付評、もとい番付表でも作ったらいいのではないでしょうか?
日本をダメにしかけた前回の政権での予算切りの女性の責任者は誰だったのか、タレント議員なるものの才能はいかほどかなどの忘れ去られた事実や知られていない事実を一覧にしてもらいたいものです。まだまだ当選すべきではない人物が議員になっているような気がしてならない。