夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

改装完了 鍾馗図? 佐伯岸駒筆

2013-11-10 07:11:14 | 掛け軸
本作品の画題は鍾馗様かどうかは不詳です。大刀を持って睨みを利かしているので仮題として「鍾馗図」としてあります。

鍾馗図? 佐伯岸駒筆絹本水墨 軸先木製 合箱
全体サイズ:縦1740*横435 画サイズ:縦920*横385



平成25年10月改装・・、まとめて数本を依頼したら少し安くなるかと思ったら、費用は一本ずつ頼むのと同じでした




値段をそれほど高価ではないですが、丁寧に表具してくれました。

一流の作品はそれなりに、普段用の掛け軸はそれなりに・・・・。本作品は普段用???



印章はそれなりに少し見えやすくなりました。ま~、岸駒の虎の作品や亀などの吉祥図の贋作はたくさんあるけど、このような作品はどうかな~~。贋作ではないように思いますが




鼻持ちならない画家のようでしたが、作品は面白い作品を描きます。世にはときおりそういう輩がいる。性格が悪いが、一芸に秀でた者・・・。相性が合うか、合わないかで最良か、最悪かの付き合いとなることが多いようです。



やはり岸駒は虎が良いという御仁も多いでしょうね。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (minchou)
2013-11-10 12:32:06
今日は。

岸駒という人のことはあまりよく知らないのですが、改装されて明らかとなったこの絵の筆捌きの調和は確かに一流の絵師のものと言えましょうか。 他の虎の絵もいろいろ検索して見てみましたが、何かその「虎の威」が「人生のし上がろう」という気迫の表れのようでいて面白かったですね。
なお落款ですが「越前守」は「越前介」だと思います。ではまた。

返信する
岸駒 (夜噺骨董談義)
2013-11-10 13:50:04
岸駒の名はたしかにそれほど著名ではありませんが、虎の作品となると必ず展示される画家のひとりですね。

名も無い画家からのし上がってきた、あくの強さを感じる作品が多いです。

「越前介」のご指摘をありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。