
先週の土曜日は東京美術倶楽部へ・・。

なんとも高級品ばかり・・。李朝もいいものがありました。李朝や織部は日本人好みですね。

ちょっといいなと思うと数千万クラス・・。
清朝官窯陶磁器が売れています。おそらくは中国人が買い集めているのでしょう。清朝や明朝というのが中国人らしいですね。見る眼が投機的で、傍目の美しさに購買意欲がそそられるようです。

私のような庶民層とはちと違う客層でしょうね
本日は実に庶民的な器????
天啓佳器銘 伝天啓赤絵鳳凰文皿
(明末期時代、AD1621~1661) 合箱
径165*高台径97*高さ32

本作品は天啓銘や虫食い、砂高台はありますが、この時代の作品にみられる「車輪高台」(高台の内側をヘラで荒っぽく削り出して造るため、高台の縁から中心にかけてヘラの目が放射状に残り、これを一般に「車輪高台」と称しています)はありません。

どうも南京赤絵を模倣した作品のように思えます。よくみても清朝初期の頃の作品??

銘はまだしも虫食いまで意図的に行うとかなりややこしい作品群になります。

真新しい感じですが、インターネットなどでは判別が難しくなりますね。

普段使うにはなんら支障はありませんが、高く売ろうという意図が加わるといけません。

本歌は下記のような作品であったと思われます。やはり古さが違います。傷などがなく、ゆがみもなくという作品はほぼ模倣品と判断していいでしょう。これは古伊万里にも共通しています。

中国陶磁器にはともかく要注意です。中国そのものが将来、贋作に大いに悩まされることになるでしょう。
天啓?赤絵五彩家鶏文盤
(明末期時代、AD1621~1661) 合箱
径152*高台径93*高さ28

本作品はこの時代の作品にみられる「車輪高台」(高台の内側をヘラで荒っぽく削り出して造るため、高台の縁から中心にかけてヘラの目が放射状に残り、これを一般に「車輪高台」と称しています)があり、若干の砂が付着した砂高台がみられる。口縁は輪花の形で茶色の口紅が施されています。
虫食いはみられず、高台内には銘は記されていません。時代があっても清朝期のもののように思われます。

いずれにしても、本二作品には絵の筆に伸びやかさがなく、普段使いにしても下手のもの
本作品の本歌は下記のような作品群と思われます。

白濁ぎみの白磁胎を用い、その見込みに百足をつっつく一羽の雄鶏と六羽の雛・鶏頭花に竹・蝶などが描かれています。

鶏頭花に雌鶏、五羽の雛を描いたこの図は、「五子登科図」と呼ばれるもの。
鶏頭の花と鶏のとさかは官吏の冠を象徴しており、5人の子供が官吏登用試験である科挙に合格して、出世するという吉祥の図案です。
天啓元年の序文をもつ「八種画譜」のうち、「草木花詩譜」の鶏頭花図や万暦31年の序文をもつ 「歴代名公画譜」 所収の家鶏図など絵画画題としても好んで描かれています。

高台内には青花で二重枠に福の字、高台は硅砂を敷いて焼造した砂高台。
このような知識を吸収するのも骨董の世界・・。
下手ものを含めて赤絵を調べてみようかなと思っています。

なんとも高級品ばかり・・。李朝もいいものがありました。李朝や織部は日本人好みですね。

ちょっといいなと思うと数千万クラス・・。
清朝官窯陶磁器が売れています。おそらくは中国人が買い集めているのでしょう。清朝や明朝というのが中国人らしいですね。見る眼が投機的で、傍目の美しさに購買意欲がそそられるようです。

私のような庶民層とはちと違う客層でしょうね

本日は実に庶民的な器????
天啓佳器銘 伝天啓赤絵鳳凰文皿
(明末期時代、AD1621~1661) 合箱
径165*高台径97*高さ32

本作品は天啓銘や虫食い、砂高台はありますが、この時代の作品にみられる「車輪高台」(高台の内側をヘラで荒っぽく削り出して造るため、高台の縁から中心にかけてヘラの目が放射状に残り、これを一般に「車輪高台」と称しています)はありません。

どうも南京赤絵を模倣した作品のように思えます。よくみても清朝初期の頃の作品??

銘はまだしも虫食いまで意図的に行うとかなりややこしい作品群になります。

真新しい感じですが、インターネットなどでは判別が難しくなりますね。

普段使うにはなんら支障はありませんが、高く売ろうという意図が加わるといけません。

本歌は下記のような作品であったと思われます。やはり古さが違います。傷などがなく、ゆがみもなくという作品はほぼ模倣品と判断していいでしょう。これは古伊万里にも共通しています。

中国陶磁器にはともかく要注意です。中国そのものが将来、贋作に大いに悩まされることになるでしょう。
天啓?赤絵五彩家鶏文盤
(明末期時代、AD1621~1661) 合箱
径152*高台径93*高さ28

本作品はこの時代の作品にみられる「車輪高台」(高台の内側をヘラで荒っぽく削り出して造るため、高台の縁から中心にかけてヘラの目が放射状に残り、これを一般に「車輪高台」と称しています)があり、若干の砂が付着した砂高台がみられる。口縁は輪花の形で茶色の口紅が施されています。
虫食いはみられず、高台内には銘は記されていません。時代があっても清朝期のもののように思われます。

いずれにしても、本二作品には絵の筆に伸びやかさがなく、普段使いにしても下手のもの

本作品の本歌は下記のような作品群と思われます。

白濁ぎみの白磁胎を用い、その見込みに百足をつっつく一羽の雄鶏と六羽の雛・鶏頭花に竹・蝶などが描かれています。

鶏頭花に雌鶏、五羽の雛を描いたこの図は、「五子登科図」と呼ばれるもの。
鶏頭の花と鶏のとさかは官吏の冠を象徴しており、5人の子供が官吏登用試験である科挙に合格して、出世するという吉祥の図案です。
天啓元年の序文をもつ「八種画譜」のうち、「草木花詩譜」の鶏頭花図や万暦31年の序文をもつ 「歴代名公画譜」 所収の家鶏図など絵画画題としても好んで描かれています。

高台内には青花で二重枠に福の字、高台は硅砂を敷いて焼造した砂高台。
このような知識を吸収するのも骨董の世界・・。
下手ものを含めて赤絵を調べてみようかなと思っています。