夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

立雛之図 長山孔寅筆 その3

2013-11-02 06:29:56 | 掛け軸
月に一度行く、近所の定食屋。そこに備え付けてある本に「浮雲」の漫画があります。学生の頃からずーっと読んでいますが、夫婦の円満の秘訣が時折載っています。

美人の妻よりふくよかで愛嬌のある妻がいい・・ということ、見栄えよりも内面を愛せよということらしいです。ともかく夫婦はなかよきことがなによりです。

拙者は毎日、仕事を早めに終えて家内のお見舞いです。

本日は朝から家内の実家の仕事で町田まで・・・。

またまた季節外れの作品です。「立雛図」は自分で購入しようと思ったことはあまりないように思います。

「立雛図」は女性に人気があるようで、亡くなった家内には国井雪幸の作品(未投稿)が好きで購入したことがあります。そのほかには鏑木清方、鈴木松年、土佐光孚という作品が手元にはあります。

立雛図は、女児の成長を祝う三月三日の桃の節句にかけられ、季節の画題として数多く描かれました。


立雛之図 長山孔寅筆
紙本水墨淡彩軸装 軸先塗 合箱
全体サイズ:縦1640*横390 画サイズ:縦880*横280



立雛図は、女児の成長を祝う三月三日の桃の節句にかけられ、季節の画題として数多く画家に描かれました。

長山孔寅は江戸時代にはるばる秋田から京都へ絵を学ぶため移り住み、なおかつ一派を成したというのも考えてみればすごい話です。12歳で角館市内にて丁稚奉公、20歳でとある人物の紹介で松村月渓に弟子入りのため上洛しています。




誰かに頼まれて席画にように描かれた作品ですが、やはり秋田県出身の画家ということで、蒐集の食指が動きました。



長山孔寅:1765-1849 江戸時代中期-後期の画家,狂歌師。明和2年生まれ。京都にでて松村月渓に師事し,のち大坂にすむ。人物,花鳥画を得意とし,三条茂佐彦(もさひこ)の名で狂歌もよくした。



狂歌集の挿絵のほか戯作「貪着(とんじゃく)物語」もある。嘉永2年9月27日死去。85歳。出羽(でわ)仙北郡(秋田県)出身。字(あざな)は子亮。通称は源七。別号に紅園,五嶺,牧斎。



秋田県出身や秋田にゆかりのある画家、書家はこの本に詳しく掲載されています。



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2 コメント

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お大事に (赤坂うさぎ)
2013-11-03 05:25:15
ここ一週間、ぴんくこあらさんのブログ更新がないのでどうしたか心配していました。入院されているのですね。お大事にとお伝えください。
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ありがとうございます (夜噺骨董談義)
2013-11-03 08:53:01
お見舞いのコメントをありがとうございます。本人はいたって元気ですのでご安心ください。
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