
せっかくの週末も雨・・・・整理と調査に夢中の週末でしたが、体がなまるのでゴルフの練習とウナギを食べに・・・。新宿をぶらりとしていたら、痛んできたジャケットの替えを探しに・・・、いいジャケットがありましたが、高い
骨董品扱いに慣れている私は新品には躊躇してばかり
後ろ髪を引かれながらまた今度・・・
葡萄と雛 斉白石筆
紙本水墨淡彩緞子装軸軸先木製 合箱タトウ付
全体サイズ:縦1702*435 画サイズ:縦1090*横325


インターネットオークションからの購入品。表装が中国製のわりに日本的である。出来などから真作と判断されますが、最終判断は後学といたします。
ブログをご覧の皆さんはどうのように判断されますか?
中国絵画は印刷や版画、弟子による工房作品など贋作というより模倣品が多いです。特に水孔木版画と呼ばれる版画は素人では判断がつかないほどの出来でだそうです。弟子の作など工房作品は肉筆故に加えて落款、印章が酷似しており、真贋の判断が難しいです。
本作品が白石の真作なら現在、金額にして100万以上の値をつけるといiます。中国でもっとも人気のある画家でしょう。
87歳の作品であるから1947年の作です。中国近代絵画の巨匠、斉白石(1863~1957)の歿後50年を迎えますが、伝統的な文人画の世界に近代的な形象を導入した彼の絵画に対する評価は近年ますます高まっています。またその絵画全集も中国から続々と出版され、中国において日本に存在する作品を高値で蒐集する人も多いそうです。
以前はインターネットにも筋のいい作品がありましたが、どうもすべて良くない作品がばかりです。日本は中国より作品がたくさんあったといわれています。

白石の絵画は独創的なデザイン感覚において、他者の追随を許さないそうです。誰もが真似できそうで、しかし以前には全く描かれたことのない奇抜なかたちと色彩が堂々とその存在を主張しています。まさに現代のグラフィック・アートに通ずる面白さがあります。本作品は、そのような作風を感じる晩年の真髄を窺わせます。どうぞ、ご堪能ください。

つぶれた葡萄の表現はなかなかです。


葡萄のみずみずしさの表現は素晴らしいものがあります。


掛けているとすがすがしい気分にさせてくれる一幅です。
斉白石:中国の画家。湖南省湘潭生まれ。1957年(昭和32年)没、享年94歳。幼名は阿芝、のち璜、字は渭青。別号に老民、木匠等。40歳から全国を行脚し、もちに北京に移り住んだ。石涛や呉晶碩に至る明・清の個性派から多くを学び、草花・虫・蝦などを愛情とユーモアに満ちた画風で描いた。また篆刻は雄渾な作風を備える。北京美術専門学校教授。中国美術家協会主席。人民芸術家の称号を与えられた。



印章は切れのあるものが斉白石の持ち味とか・・。

骨董品扱いに慣れている私は新品には躊躇してばかり

後ろ髪を引かれながらまた今度・・・

葡萄と雛 斉白石筆
紙本水墨淡彩緞子装軸軸先木製 合箱タトウ付
全体サイズ:縦1702*435 画サイズ:縦1090*横325


インターネットオークションからの購入品。表装が中国製のわりに日本的である。出来などから真作と判断されますが、最終判断は後学といたします。
ブログをご覧の皆さんはどうのように判断されますか?
中国絵画は印刷や版画、弟子による工房作品など贋作というより模倣品が多いです。特に水孔木版画と呼ばれる版画は素人では判断がつかないほどの出来でだそうです。弟子の作など工房作品は肉筆故に加えて落款、印章が酷似しており、真贋の判断が難しいです。
本作品が白石の真作なら現在、金額にして100万以上の値をつけるといiます。中国でもっとも人気のある画家でしょう。
87歳の作品であるから1947年の作です。中国近代絵画の巨匠、斉白石(1863~1957)の歿後50年を迎えますが、伝統的な文人画の世界に近代的な形象を導入した彼の絵画に対する評価は近年ますます高まっています。またその絵画全集も中国から続々と出版され、中国において日本に存在する作品を高値で蒐集する人も多いそうです。
以前はインターネットにも筋のいい作品がありましたが、どうもすべて良くない作品がばかりです。日本は中国より作品がたくさんあったといわれています。

白石の絵画は独創的なデザイン感覚において、他者の追随を許さないそうです。誰もが真似できそうで、しかし以前には全く描かれたことのない奇抜なかたちと色彩が堂々とその存在を主張しています。まさに現代のグラフィック・アートに通ずる面白さがあります。本作品は、そのような作風を感じる晩年の真髄を窺わせます。どうぞ、ご堪能ください。

つぶれた葡萄の表現はなかなかです。


葡萄のみずみずしさの表現は素晴らしいものがあります。


掛けているとすがすがしい気分にさせてくれる一幅です。
斉白石:中国の画家。湖南省湘潭生まれ。1957年(昭和32年)没、享年94歳。幼名は阿芝、のち璜、字は渭青。別号に老民、木匠等。40歳から全国を行脚し、もちに北京に移り住んだ。石涛や呉晶碩に至る明・清の個性派から多くを学び、草花・虫・蝦などを愛情とユーモアに満ちた画風で描いた。また篆刻は雄渾な作風を備える。北京美術専門学校教授。中国美術家協会主席。人民芸術家の称号を与えられた。



印章は切れのあるものが斉白石の持ち味とか・・。