夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

芙蓉手人物文輪花大皿

2012-06-29 05:12:31 | 陶磁器
本日は仙台へ出張です。トータルで10年近く在住していましたが、家内が亡くなった直後からは行ったことのない仙台です。たくさんの思い出のある街です。

りんご台風で母屋や蔵の屋根を全面改修しましたが、蔵や車庫が今度は傷んできました。さて・・、これはどうしたらいいものやら・・・・。




古い家を改築して田舎に住まれる方が多くなってきたそうですが、とてもいいことだと思います。大きな古い出来のいい家を買い取り、そのつくりの良さを活かして改築するのはマンションや新築家の数倍愉しいものです。そのチャンスもだんだん少なくなってきています。古い家が順次寿命がきていますし、人が住まない期間が長いと痛み過ぎてしまうためです。

腰壁の化粧の石もなかなか捨てがたいものがあります。このまま朽ちるのを待つか・・。



マンションや建売の家で生涯を過ごすより古い家の改築が数倍、人生を愉しくすることでしょう

ただし資金が続けばの話です。

さて、写真を撮って歩いていたら、下記の作品を改めて見直して写真を撮影してきました。

古染付?芙蓉手人物文輪花大皿
口径410*高さ65

焦点はいつ頃の作品カということでしょう。



おそらく元か明時代の染付けを近代になって模倣した作品と思われます。



これほどの大きな皿を薄いつくりで作っています。ぽんと指ではじくとか~んと響きます。



高台内にも釉薬がほぼ均等に掛かっていますが、スプレーで掛けたようなほど均一ではないようです。



模倣品にしては・・・かなり熟練が必要かと思われる作品です。



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2 コメント

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大小 (金太郎さん)
2012-06-30 16:02:18
本か何かで、同じように精緻に描き込まれた芙蓉手の「豆皿」の写真を見たように思います。
大皿ですか。豆皿も細かい技術ですが、大皿でこのような染付も高い技術が必要そうですね。
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染付 (夜噺骨董談義)
2012-07-01 07:44:22
かせた感じの呉須の色合いもなかなかのものです。

蔵の腰壁の色合いと染付の藍色のグラデーションが同じような感触を持っていました。
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