夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

源内焼 その71 三彩菊花紋様陽刻長皿

2015-12-15 00:09:22 | 陶磁器
子供の成長は早いものです。

義父と息子は落花生の殻剥き・・。



義父が幼児の頃に着ていた着物が整理した荷物から出てきていました。息子がそろそろ寒くなってきたので着始めましたが、なんと80年ぶりでのこの着物は復活したのです。生活の道具のすべては骨董に通じるが小生の信条です。ただゴルフ道具ばかりは高いわリにはさっぱり趣がなく小生の嫌いなものの代表格・・、ゴルフに凝る御仁の意図がさっぱり解りません。



日向ぼっこしながら家内の手伝いで布団剥ぎ・・。



パソコンの買い物に付き合うとパソコンを使い始めました?? まだ2歳前・・・。



親の日頃の行動を真似るのが子供の習性のようです。働くのを見せるのが一番・・。休みだからといって寝ているばかりいると親に似るらしい。親が怒ってばかり、愚痴ってばかり・・これはいけませんね。この時期の子供、「三つ子の魂、百」までというらしい。ともかく一生懸命に親を手伝う息子ですが、なにはともあれ元気に育つことが一番の親孝行です。

本日は本ブログで繰り返し取り上げている源内焼ですが、未だに知名度は低いようです。インターネットオークションに出品されている「源内焼」と記されている作品はまったく源内焼とは異なる作品が多く、また明治期の再興窯による作品が多く、その作品らは下卑ていて本来の源内焼とはまったく異なる作品群です。

源内焼はどこか洒落ているところがあるものです。本日紹介するのは実用的な長皿です。

源内焼 その71 三彩菊花紋様陽刻長皿
合箱
幅223*奥行108*高さ25 



当方のブログに掲載されている「源内焼その10 三彩菊花紋様陽刻四方皿」と同じような作品です。



下記に本作品と並べて撮影した「源内焼その10 三彩菊花紋様陽刻四方皿」は本ブログでアクセスの多い源内焼の投稿作品です。この手の作品は源内焼の分類に入らないと思われている方もおられるでしょうが、間違いなく江戸期の源内焼であろうと当方では判断しています。



源内焼の作品はすでに70作品を超えており、あえて記事にする題材が少なくなってきましたが、源内焼の作品の種類の豊富さは意外に多いようで改めて源内焼の作品群の奥深さを知りました。



間違いなく将来は高く評価されていく品々だと思っています。さて本日の源内焼の作品も購入時は前掲載のように汚らしい状態であったので汚れを落としてみました。その状態で「源内焼その10 三彩菊花紋様陽刻四方皿」と並べて撮影しました。



そっくりな紋様ですが「源内焼その10 三彩菊花紋様陽刻四方皿」に使用されている白釉がアクセントとして効いています。



本作品の長皿も汚れを落とすと洒脱だと思いませんか?



浮世絵の彫師が絡んだどこか日本情緒のある源内焼・・、読者の方も一品いかがですか

日本の器の歴史くらいは知っておいて損はありません。漆器、陶磁器、そしてさらに書、日本画くらいは・・・。親にそういう素養があると子供はそういう姿を見ていて教えなくても身につくもののようです。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。