天龍道人よいえば「葡萄図」と言うのが通念ですが、天龍道人の奥深いところは「葡萄図」以外にも優れた作品や興味深い作品があるところです。人間、いろいろと引き出しの多い人間は魅力的なところが追いもののようです。とにもかくにもついつい天龍道人の作品があると、安いこともあって購入してしまいます。
. . . 本文を読む
日本画壇において、女性画家の美人画といったら、大阪の島成園、京都の上村松園、東京の池田蕉園の三人が著名で「三都三園」と並び称されていることは有名です。それにつけ加えるなら伊藤小坡、木谷千種とともに梶原緋佐子を忘れてはいけませんね。 . . . 本文を読む
現代の茶碗のお勧めのひとつに秋田県秋田市の保戸野窯の平野庫太郎氏のお茶碗があります。最近秋田市内の公立美術館の館長となり、寡作な上にますます作品は少なくなるように危惧します。しかしお値段は実にお手頃でサラリーマンでも手の届く範囲で購入できます。興味にある方はぜひお早めに・・。
. . . 本文を読む
郷里からの福田豊四郎の作品を「なんでも鑑定団」に出品しましたが、贋作という評価だったこともあり、福田豊四郎の作品を帰省した折にしばらくぶりに鑑賞しました。こちらは正真正銘の真作です。
. . . 本文を読む
備前焼に対する情熱がひしひしと伝わってくるような作品です。備前の茶碗というと金重陶陽、藤原啓、藤原雄といったあたりでしょうね。そのほかにも伊勢崎淳、森陶岳などたくさんの備前の陶芸家が茶碗を造っています。ただ、他の陶磁器に比べて評価は低いように思います。藤原建は53歳で亡くなっていることもあり、人間国宝に指定されていないので、力量の割にはご存知の方も少ないようです。 ただ、藤原建の作品は緻密ながらもそれを感じさせない大らかさが感じられ、何物にも捕らわれない豪放な作風は藤原建の最大の魅力と言えます。
. . . 本文を読む