自分の過去のものをひとつずつ清算していくような局面が骨董蒐集にはあるようで、因縁を感じる作品に出会うことがあるものですね。 . . . 本文を読む
源内焼には「舜民」や「民山」という刻印はよく見られますが、本作品の裏面にある「民山」?のこの字体の刻銘は稀有で、こちらも図集には記載がありません。おそらく注文で作られたもので揃いで丁寧に制作された作品のひとつでしょう。このような刻銘のある作品は評価が高くなります。
*「源内」とか「鳩渓」という銘は本来の江戸期の源内焼にはなく、明治以降の再興源内焼の作品で評価は格段に下がります。
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男の隠れ家にある作品はまだまだ資料や保管状態が未完のものが多く、資料を添えて後世に遺すにはまだ時間がかかるようです。ただブログに投稿するほどの作品は少くなってきたので、今後投稿するほどの原稿になるかどうかは解りません。 . . . 本文を読む
興味深いのは戦後まもない1945年以降の4年の間に我が郷里にて居住し、各地で個展を催していることです。これを機会にして祖父か父が購入した作品と推察されます。着物も骨董品も時空を超えて次世代の伝えていくのが人の役目というもの。むろんその意義まで・・・、この基本的な義務を果たさぬ者に未来はない。 . . . 本文を読む