変わりましたね~脱脂粉乳から牛乳に・・・ってそんな昔の話じゃありません!
今から10年前の1996年に発生したO157による食中毒からです。
今日の農業新聞にそのことが載っていました。
文部省が「野菜類を75度で1分以上加熱調理すること」を原則化したのです。
漬物や梅干までも加熱しなくてはならなくなったというのです!
子どもたちの給食献立表を見ても、ほんとお野菜が少なく、生野菜にいたっては皆無です。
ますます野菜嫌いの子が増えるのでは・・・と新聞では心配しています。
秋田に住んでいた時に娘が通っていた小学校には校舎内に給食室がありました。
11時頃からいい匂いが漂い、空腹と期待が給食の時間には最高潮になっていました。
会津では、長男次男が通った小学校が‘‘美味しい給食’’ということで沢山の人が視察にいらしていました。ほんと美味しかった!!!!!
長男はいまだに美味しかったな~って会津を思い出すと一緒に給食も思い出します。
食の安全は確かに大切だけれど・・・
食は楽しみでもあり、喜びでもあり、大切な思い出でもあります。
ただ単に何かあったら大変だから、とにかく加熱!というのでは国が決めた「食育基本法」が泣きます。
もっと広い視野で考えていただきたいものです。
でも、これは「絵描き虫」の被害によるもの。
「絵描き虫」はハモグリバエの幼虫です。
給食の思い出は、まずい脱脂粉乳と袋に入った麵でした。好き嫌いの多かった私にとって給食はおいしいなんてありえない話でした。私たちの時代は戦後とにかく栄養補給をしっかりと行い、何よりも子供たちに健康になってもらいたいという主旨だったんでしょうね。肝油も食べたっけ。
我が家の子供たちの時代は健康プラスおいしさも求められていたから、小学校の給食はおいしいといつも言っておりました。
この十年でいろいろと変わりましたね。
公園の遊具しかり、給食しかり。情報がたくさん流れることはありがたいことだけれど、かえって自縄自縛にしてるところが目立ちます。(個人情報保護もかな・・・)
ひとつひとつの事柄をじっくり考え吟味することができず、目先の利益に振り回されて結局生きる力や他者を思いやることができなくなっているように思います。
でもそんな時代は何かおかしいよって思ってる人結構多いんじゃないかな。そう思う人がまだいることに救いを求めましょう。
ところで、さぎ山の話。さいたま市緑区のさぎ山自然史博物館が閉鎖になりました。
昨日のブログの写真のように見沼田んぼにはもう戻ってこないのかなぁ・・・。