
この作品は、4回出展したうちの2回目の作品である。
この年は、鉄から一変して石に切り替えたものである。
以前ブログで紹介した最初の入選作品の 「 雷 雲 」 に続いての入選だが、
この作品は博多に土木施工管理技士の試験に行った時に、
「 こんなのを造ろう 」 と、閃いた作品である。
何せ田舎者だから、地下街も地下鉄も滅多にお目に掛かれないから、
「 これを作品にしてやろう! 」 と、強く思ったのを憶えている。
地下鉄や地下街など目で見ることの出来る一般生活環境や、
上下水道やガスなど普段見ることの出来ないパイプラインを
御影石に削孔した穴で表現したものである。
そして地上にはコンクリートの路盤があり、
「 その上を ” 鉄の風 ” が緩やかに流れている 」 都会の風と
パイプラインの地下の風の流れを表現した作品である。
地下と地上の風の方向が同じじゃないところに気づいてもらえればと思います。