Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

熱いイェーガーテェー

2006-01-16 | その他アルコール
スイスから戻って来て、イタリア料理店へと駆け込んだ。牛肉の細切り肉をこってりとした甘みのあるバルサミコソースで和えたものを、ルッコラサラダに乗せて、新鮮なパルメザンチーズを置いたものを摂った。山の上で昼に食した豚肉を使ったミラノ風カツレツの黄身がオムレツのような感じで美味かったので尋ねてみる。スパゲッティーに乗せたこのカツレツこそが、良くトマトソースにも合って、スプーンが付いていたがナイフとフォークだけで食べるには最適であったからだ。ドイツでは、シュニッツェルと言う強豪があって余り売れないらしい。ラデツキーマーチのラデツキー伯がミラノからヴィーンに持ち込んだヴィーナーシュニツェルの原型である。

一汗掻いた後のビールが何よりも美味いのはお馴染みだ。何処のスキー場も降りて来た所かそれともその少し上に最後の一休みを満喫出来る所がある。そこへと地図を確認しながら慎重に降りて来て、一気に疲れを癒す。「飲んだら滑るな、滑るなら飲むな」を座右の銘としているので、昼食の時にも我慢しているが、そこまで降りてくると無性に咽喉が渇く。ビールを飲み干し咽喉を潤すと言いたいが、見る見る内に泡が凍っていった。明くる日も谷へ降りても、摂氏マイナス14度と非常に寒く、金曜日で人も少なくて微風が余計に堪える。ビールを諦めて熱いイェーガーテェー(狩人のお茶)とした。紅茶に赤ワイン、シュナップス、レモン、オレンジ、砂糖、シナモン、チョウジを入れて炊いたもので、アルコールも強い筈だが余り体が温まらない。それも直ぐに冷たくなるので、残念ながら長居は出来ない。そこから車のある駐車場までは一滑りである。

ビールを飲んだ場所は、アルムの小屋であるが、お品書きにあるようにベルクケーゼを直売りしていた。小屋の窓から顔を覗かす親爺の顔を見て、偽物ではなく手作りと確信した。当日は泊まりであったので、それを買い損ない残念である。



参照:
一杯飲んでタミフル要らず [ その他アルコール ] / 2005-11-21
アルムの牛乳チーズ [ 料理 ] / 2005-01-23
コメント (6)
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