Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ヤマ場に溜まったもの

2020-05-08 | 生活
古新聞のヤマを捨てた。コロナ第一波ヤマ場中に溜まったものだ。体調も悪く目を通すこともならず、復活祭中止など緊張感もまだ続いていた頃の新聞である。ざっと必要なところらしきを捲って、引き抜いて残りを捨てた。これで漸く次へと向かえる。初夏を迎える気持ちである。

デジタルコンサートホールのヨーロッパコンサートに挟まれたインタヴューを初めて観た。先日地元の放送局rbbで流れたものとは異なっていた。マーラーに関しては私と同じような言い方をしていたが、その通り欠けるものはあるかもしれないが、その音響に慣れるとより深くこの曲の本質が分かる名演になっていた。

キリル・ペトレンコのマーラー解釈はあくまでも作曲家自身が居たその音楽環境を見据えての再現がなされていて、丁度オペラ演出で言えばその初演時の社会が舞台の設定となるのに近いかもしれない。実際にインタヴューでもエリヴィン・シュタインの室内楽編曲に関してもその環境に近いところにいたものとしている。そもそものその室内楽演奏のシェーンベルク協会自体が最初のマーラー協会だったという言及はとても大切である。またこの四番と最も新ヴィーン学派に影響を与えた六番を続けて演奏する筈だったのもまさしくそこに視点がある。

アムステルダムのマーラーフェスティヴァルは再び開催を試みるようだが、さてどうなるか。色々な意味でここ一二年の変化は大きく。当初予定されていたような企画ではもう既に時代遅れになっている感がする。来年はライプチッヒでも開かれる予定にもなっているがさてどうなるだろうか?

シャワーの足拭きを敷く時に気が付いた。掛けてあるその後ろにカビが生えていた。カビ取りをしてから大分期間が立つが、また陽が明るくなったからだろうが、この冬の間に黒くなったのだろう。早速自慢のカビ取りを序でにシャワーの下にも吹きかけた。シリコンの黒カビは取れないがそれ以外のものは吹くだけで落ちたがこれはなかなか取れない。理由は分からないが、もう少し翌朝まで時間を掛けて浸食させてみよう。黴の種類が違うこともあるが不思議である。

同じように体調が悪くなると以前と同じような感じで歯茎が病めてその奥へと意識が広がる。ブリッジを入れたところだが、ブリッジと削った歯の間にコロナがいるようで気持ちが悪い。そのような状況になると神経にも来てふら付き感が出る。まだコロナに居座られているかと思うと不快で、コロナは中々抜けないのが正しい。ヘルペスはDNA型のようだがどこか似ているのだろうか。



参照:
浴室のカビ取りのあじ 2015-08-17 | 生活
黒い森の女への期待 2017-09-06 | 女

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