Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

今年の昇天の日

2020-05-21 | 
キリストの昇天日である。朝から頂上コースを攻めて来た。やる気があった訳ではなく週末に雨が降りそうなのでここで一発かましておかないと運動不足になる。出足が遅れたので、陽が昇って暑さが怖かった。既にワイン地所を散策している老夫婦が居た。年寄り二人とも朝が早いというのも何か裏寂しい、屹度就寝も早いのだろう。駐車場に行くと小型キャムピングカーが停めてあって親仁が何かしていた。黒い森のフロイデンシュタットのナムバーだった。

じっくりと体操をしてからゆっくりと走り出して、完走できるか疑心暗鬼ながら、ペースを落としていたので、胸に来たのは第二の岐路から頂上領域の下までの間ぐらいだった。陽射しもほどほどで良かった。頂上に着くとキャムピングの中学生小僧のようなのが居て濃厚接触になっていた。それ以外は道中誰にも合わずに戻って来た。今年はコロナ騒動でパン屋が日曜日に空いていないので頂上コースを走る回数が多い。四回目ぐらいかもしれない。

夕方の気温が摂氏28度にもなるので朝のうちに汗を掻いておくと気持ちがいい。夏はこれが一番いい避暑である。まだ今年は階下の椅子に座っていると足が冷たくなるぐらいだ。まだまだこれからである。

前日に八百屋に行くと店の前でピエロのような看板を首から下げている若者が居た。面倒だなと思って避けてマスクをつけて店に入ろうとすると入り口近くで「貧しい人たちに」と声を掛けられる。財布は手で持っていたのを忘れて、ポケットに手を当てて小銭が無いようなそぶりをすると、丁寧に挨拶までされた。要するにあれだと直感した。

つまり物乞いも寄付の形をとれば大きな顔をして大きな金を集められると分かった。まさしく「貧しい人」というのは彼自身のようだが大きな顔をしていて穴の開いた缶を掲げていると募金としか思われない。私も肖って紛らわしいWho's Whoとかロゴを書いてコロナに苦しむ人へとかで稼ごうかと思う。そこまで考えると、まさしくそれをやればいいのはアンネゾフィームターである。大きな街の中心に行って、警察が来るまでの数分間に一曲弾いて、「フリーランスの音楽家の為に」金を集めれば、一晩の彼女のギャラも集まるかもしれない。まさしく税金などと不届きなことを言わずに彼女自身の為に募金活動をすればいいのだ。周りの人が缶を持ってねり歩けば充分だろう。お礼を言われるだけだ。嘘をつかなければ詐欺ではない。



参照:
僅かばかりの石鹸だけ 2020-05-05 | 雑感
厚顔無恥に十万円呉れてやれ 2020-04-22 | 文化一般
コメント
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