Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

音楽劇場枢軸化の一石

2022-01-25 | マスメディア批評
病上がりで頂上往復を果たした。完走だけを目指した。それ以前に短縮コースも選択の一つだった。それでも前回のような心臓の異常もなく、ペースを落とせば楽だったので、躊躇なく頂上を目指した。低調だが75分も心拍数を上げて運動できれば十分である。陽射しがあったので動機づけになったのだが摂氏7度ほどなので汗をびっしょり掻いた。前回の1月10日とほぼ同タイムなのだが大分楽だった。その時は既に状態が悪かったのだ。何はともあれ、これで正常化となるか。今晩の睡眠が楽しみである。

ザルツブルクに申し込んだ「三部作」の座席の希望の詳細である。上階の出来るだけ前の方を希望する。後半部はパトロン時代に定席にしていたので前の方の音響を試したかった。平土間でもいい席ならばいいのだが、舞台が中途半端に近くても奈落が見えないと物足りない。平土間の良さは歌手の正面で聴けるので言葉が聴き取りやすい事であるが、歌手がお目当てでもどうしても音楽的には一面的になりやすい。

そこで最高価格席445ユーロで座ってみてもいい席は殆どない。その点第二ランクの上階最前列は悪くはないと思う。しかし価格が355ユーロでそれならばその後ろの列の285ユーロで十分である。視界の僅かな差だけである。しかしその価格帯で平土間の庇の下に入るのも凌ぎない。すると次のランクの210ユーロは満足度が高い。ローゲンの二列目も平土間最後列も一寸試してみたい席なのだ。音響的に不利でも、視覚的に不利でもそれなりに舞台との距離が近いとかがあるからだ。勿論上階の中盤はそれ程悪くないのは知っている。勿論次のクラスの160ユーロは価格的にも嬉しいが席数も少ないので競争率が高いと思う。

こうして改めて観察するとザルツブルクの祝祭大ホールは結構小ぶりだという事だ。一方最も大きな歌劇場バーデンバーデンの支配人スタムパの新たなインタヴューがフランクフルターアルゲマイネ新聞に載っている。

そこで予想通り音楽劇場化の流れに言及されていて、これまでと同様に復活祭のオペラ上演が中心にはなるのだが秋のフェスティヴァルでフランスオペラなどの新制作が取り上げられられるようで、どうも音楽監督はヘンゲルブロックの様だ。ここでももはや指揮者ゲルギーエフの名前が出てこないが、ペテルスブルクからの巡業は今年のチャイコフスキーの「ジャンヌダルク」以降も続けられるが、より重要なのは其々の音楽監督との協調作業としての音楽劇場化となるのだろう。それによって容易にザルツブルクの質を超えるとは思われないが、バーデンバーデンからミュンヘンへの音楽劇場の枢軸が為されれば喜ばしい。

そしてこれまた想定通り、復活祭での「ペトローシュカ」を振るフランソワサビエー・ロートがマーラー交響曲七番を聖霊降臨祭で振るが、2025年にはブーレーズが演奏されるので当然彼が音楽監督だろう。そこに指揮者のティテュス・エンゲルが入ってくるかどうかは知らない。しかし私のSNSを研究していれば当然の如くそうなるのだ。そうなれば何らかの形で協力することになろう。ザルツブルクの方が若いフランス人を起用しているので、こちらはエンゲルならばまた音楽劇場化の将来性が広がる。



参照:
BENEDIKT STAMPAS PLÄNE Die Festspielidee wird sich ändern, JAN BRACHMANN, FAZ vom 24.01.2022
2G規制になったバーデン州 2021-11-18 | 雑感
一派の枢軸となるだろうか 2021-12-28 | ワイン
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