Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

索引 2022年7月

2022-07-31 | Weblog-Index


ブラームスの弟子筋 2022-07-31 | 文化一般
下から目立つ大きな十字架 2022-07-31 | アウトドーア・環境
ムード溢れる環境 2022-07-29 | 音
護身の為にもYouToo 2022-07-27 | 女
お品書きから推敲 2022-07-26 | 料理
三種類の新たな図柄 2022-07-25 | 生活
度重ねるブッキング 2022-07-24 | 女
切れる接種有効期限 2022-07-23 | 暦
ガマ口の重力落とし 2022-07-22 | 雑感
ミュンヘンでの新制作ベスト 2022-07-21 | マスメディア批評
来週のピクニック準備 2022-07-20 | 雑感
アンサムブル劇場とは 2022-07-19 | 文化一般
午後の計画をプロデュース 2022-07-18 | アウトドーア・環境
立ち眩みでメガネ屋へと 2022-07-17 | 生活
前乗りの費用の値踏み 2022-07-16 | 生活
コロナ禍以前の水準に 2022-07-15 | 雑感
雄叫びが上がる合格 2022-07-14 | 生活
ブリッジを一年間架ける 2022-07-13 | 生活
ラトルを際立たせる名前 2022-07-12 | マスメディア批評
暮れないミュンヘン 2022-07-11 | 雑感
オープンエアーの季節 2022-07-10 | 暦
短冊が叶う七夕祭り 2022-07-09 | 暦
独連邦共和国の夏休み 2022-07-08 | 暦
歴史的に優位な音楽語法 2022-07-07 | 音
込み上げてくる苦み 2022-07-06 | 音
意向に配慮せざるを得ない 2022-07-05 | 歴史・時事
作品再演の普遍的価値 2022-07-04 | 文化一般
映るアラトスカーナ 2022-07-03 | アウトドーア・環境
垂れそうにない蝋燭 2022-07-02 | 生活
サウンドデザインの仮定 2022-07-01 | 文化一般
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ブラームスの弟子筋

2022-07-31 | 文化一般
キリル・ペトレンコもブラームスの交響曲指揮で苦労をした。ミュンヘンでは第四交響曲で木管楽器が付いていけなかった。ベルリンではコロナ配置で早々とシュタインバッハ演奏実践を断念していた。今年の交響曲二番でもベルリンのフィルハーモニカーの伝統と自らが後任指揮者であったマイニンゲンでのブラームス指揮直伝での其れとの折衷案に妥協した。

それを前提としてまた並行して、ティテュス・エンゲル指揮での全四曲に「アルトラプソディ―」と「ネニエ」、「パルゼンの歌」と「運命の歌」の合唱曲等を加えたプログラムで嘗てのビュロー指揮でのベルリナーフィルハーモニカーを倣って立奏で演奏しようという試みだった。

さて結果からすると第二回目の交響曲二番三番しか聴いていないが、立奏は早々と断念した様だった。コンツェルトマイスターリンに立奏はお手の物のフライブルクのバロックアンサンブルでお馴染みのカタリーナ・シュライバーをガストマイスタリンに迎えたのだが、現実的な解決法としてそれをしなかった。

そこに逆にこのツィクルスの価値があったと思う。実際は客演指揮で短期間でシュライバーの演奏実践をブラームスにおいて徹底することなどは出来ていなかった。更にそこで求められていた弦の優位はそこ迄の菅の音圧などがなければ意味をもたなかっただろう。その楽器もナチュラルなものであれば更に威力を発揮する。それはそれでまた別の問題も生じる。そもそも英国人指揮者がガディナーが時間を掛けてアンサムブルを作って来ていてもレコーディングの様には上手く捗っていなかった。

それならばこの企画は失敗したか?そもそも名曲なんか指揮しないエンゲルがこの交響曲をそれを室内管弦楽団で指揮するとなればそれなりの企画は必至だった。そもそも何をこのツィクルスで示したか。三分の一以下しか聴いていないので結論は出せないが、同じ現実的な解決法を採ったにも拘わらずペトレンコよりも多くを示せていたのではなかろうか。勿論示すべきは嘗ての演奏実践を模倣する事ではなくてブラームスの創作の世界をである。


幾つかの具体例を示す前に、先ずは今回の訪問を個人的には指揮者の将来を占う絶好の機会と捉えた。個人的な繋がりもさることながら、世紀の天才指揮者がこれまた商業メディアとの繋がりをけり続けた可也急進的な立場同様にエンゲルも特別な活動をしてきていた。そこでこうした名曲を指揮して何を示せるかとの興味でしかなかった。

その点では、音楽劇場指揮者の第一人者として、この様なプログラムの演奏会でもしっかりと山を作って来て、満席の三分の一も入っていない聴衆を魅了した。それもオペラに於いて、例えばフランクフルトの「サロメ」に於いてもそうだったように、交響曲二番のフィナーレの盛り上げ方は驚愕で、嘗てこの曲を得意にしていたベーム博士指揮を超えるものでテムポ設定と自然なアゴーギク、そしてその指揮に改めて感心した。かねがね、嘗てのブラームスの直伝のシュタインバッハの弟子クナッパーツブッシュと比較していたのだが。(続く



参照:
お品書きから推敲 2022-07-26 | 料理
立ち眩みでメガネ屋へと 2022-07-17 | 生活
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下から目立つ大きな十字架

2022-07-31 | アウトドーア・環境
インの谷が広がるローゼンタールから見えている山容。翌日のマティーネ―の後に頂上を目指す山カムペンヴァントである。標高は1664mしかないが頂上に立っている十字架が一番大きいのと、この様にどこからでも目立つ山というのでハイキングの目標になっている。更にゴンドラの山上駅から標高差は300m程なので足元がしっかりしていれば気楽に登れる。しかし流石に30ユーロ近く払って大した運動にもならないなら意味がない。そこで標高の一番高い駐車場から歩くことにした。午後の短い時間に高度差800mの運動ならば満足だ。

乗り越えなければいけなかった課題は、真夏の午後の低山登山で暑い、陽射しが強い事、そして雷雨が予想されている事の二つだった。念のためにヘッドラムプは持って行ったが、日焼け止めクリームを忘れたのでニヴェアのスポーツ用の強力な50番∔を13ユーロで購入、それをマティネー前に購入する事だった。

演奏会が終わって車を出したのが13時ごろで、一旦通り道のアパートに戻って着替えて少し腹に物を詰めて、クリームを塗布して、行動食を持って出かけた。ナヴィ通りに上の駐車場に着いて歩き始めたのが14時24分で、コース所要時間は四時間半だから下りてくると19時ごろである。雷雨予想は16時過ぎから出ていた。念のために携帯傘は持ったが、強い雨をやり過ごすのは岩小屋か森林しかない。結構面倒である。だから17時迄には森林限界よりも下に戻るのが基本だった。

結果は頂上到達二時間で、暑くて森林の路も険しくて走れなかったが、速足ノンストップで、頂上でも30分ほど粘れた。天候は薄いガスがかかって来ていたが、落雷の様子は無かったからだ。下りは海抜840mまで一時間半で、走れるところは走った。

結局駐車場近くのレストランでヴァイセで喉を潤し、アパートに戻って、シャワーなどを浴びてアペリティフかとなったら降ってきたのだった。短い限られた時間の割には久しぶりに本格的な持久運動が出来てよかった。また山道も石灰岩質の為にアルプスの高山のアプローチ路に似ていて、歩き難い。走れたのは主に林道のようなところとアルプスのアルムの山道ぐらいでしかなかった。それでも心拍数169まで上がっている。軽い荷物を担いでいた影響もあると思う。

頂上から下りて来たすれ違った婆さんは「道ではなく登路だ」と言ったのは、頂上岩壁は我々専門家でも手を使わなければ上り下り出来ないだけでなく森もそれなりだったからだ。裸で走っていた爺さんもいたりだったが、頂上を空荷のラッシュで攻めていたのは若いお兄さんだった。

ハイキンキングをしている人たちには成程スリル感あり、なによりも眺望が素晴らしいので人気があるのは分かった。



参照:
ムード溢れる環境 2022-07-29 | 音
前乗りの費用の値踏み 2022-07-16 | 生活
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