Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

味無しのカボチャの実

2022-10-02 | 料理
クロンベルク視察行の準備である。ここワイン街道からはフランクフルト市内に行くよりも早い。距離としても10km近く遠いだけで、ラッシュ時でなければ大分早い。日曜日なのでどちらも空いているが、アウトバーンが走り易いだけ楽である。

よって、燃料だけは給油しておいたが、エンジンオイルも不要であり、飲み物も何も必要ないだろう。寧ろ現地で現金を使って小銭を作りたい。車の中の小銭が全くなくなってしまって困っているからだ。ヘッセンだから、暖かいコーヒーなどは期待していないけど、水ぐらいか。

さて、楽曲のお勉強は、一曲目のハフナー交響曲、古楽奏法の折衷的なハンブルクの楽団の演奏なので、其れに留意してとも思うが、参照音源を探す程の事があるのかどうか。二曲目は、エマニュエルバッハのイ長調チェロ協奏曲Wq170で殆ど知らない曲だ。楽譜を探すと何とかピアノ譜だけは出てきた。これは何を聞いてもお勉強になるだろう。三曲目は休憩後に抒情組曲の弦楽合奏版の第二楽章から第四楽章。弦楽四重奏曲としては馴染みであるが、弦楽合奏として聴くのは初めてかもしれない。楽譜は手元の四重奏曲版で。その次が同曲の第六楽章をテオヴァ-ヴェイという最近亡くなった人の編曲で、バックステージから歌が入る。つまりトリスタンのパラフレーズをどのように入れてくるかだ。兎も角久しぶりに、抒情組曲の音を聴けるのも嬉しい。それに続いて全曲に続いてアナ・プロハスカの歌でモーツァルトから二曲。彼女の歌はオペラでは聴いているのだがよく覚えていない。どれ程歌えるのか確かめないと。
Alban Berg - Lyrische Suite [Lyric suite] [With score]


これらはアンサムブルレゾナンツという指揮者ミナシが率いていて、今の今迄ペトレンコの後任者ナナシと間違っていた。アスミク・グリゴーリアンに付けているのは後者であった。これはまた名無しよりも中身があるのかどうか。プログラミングは今回の杮落としシリーズとしては結構気が利いている様には思う。

先日初めてカボチャ「HOKAIDO」を試してみた。先ずは簡単にミンチを詰め込んでグリルにしてみた。個人的にカボチャのねっちょり感があまり好きではないからだが、実際にやってみると、これでは全く甘みがなかった。抑々カボチャ自体に糖分がなかったのだろうが、残った分は切ってでも蒸してやろうと思っている。甘味が出るかどうかである。

中に詰めたものも美味かったのだが、もう一つ廻りのカボチャとの味の交わりがなんとももう一息で、なぜかなと思う。想定よりも外の皮からの実離れは良かったので、盛り付けや食べやすさは全く問題がなかった。更に下側も臍を綺麗に掃除しておけば居座りもよかったので転がるようなこともなかった。レシピ―は読んだのだがもう少しクリーミな方へ導くか、トマトオリーヴ系にするかのどちらかなのであろう。カボチャの甘みとはまた違うような。

ミンチにも火が通っていた筈なのだが、夜中に腹が痛くなった。翌日も便通などに不自然さがあったので、余程植物性繊維などが堪えたのかとも思う。蒸して食してみて状況をみてみたい。



参照:
塩気の欠けた米国の話 2008-01-22 | 生活
クロンベルク再訪へと 2022-09-26 | 文化一般
コメント
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