Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

旅程確定の席取り結果

2023-07-14 | 
席取りは思ったよりも難しかった。第一希望は駄目でもと思って次の希望を少しは考えていたが予想外に選択の余地がなかった。夏のベルリナーフィルハーモニカーツアーの裏プログラムをもう一度聴く。第一希望にはコロナ期間中にキャンセルとなったアムステルダムマーラーフェストの流れでの小ツアーでの帳消しになった席を65ユーロで再度獲得と考えていたが甘かった。同プログラムは既にルツェルンの音楽祭で220フランを出している。その欧州で最も勝れた音響のモダーンなシュボックスとしては世界の頂点と思われる駅前ホールkklでの席も、それ程良い場所ではないのだが、決して悪くはない筈だ。それだけの投資をした。

そして、最後にシカゴ交響楽団でムーティ指揮が弾け跳んだルクセムブルクでの公演、その前のフィリーのハーモニーを聴いて大満足したその席で今のベルリナーフィルハーモニカーを聴きたかった。そのルクセムブルクのフィルハーモニーはkklと比較されることが多く、甲乙つけがたい。今世界で話題の指揮者ヒュルサなどに言わせると、視覚の関係か、明るい暗いと、その舞台と客席との間の音響の差異の少なさでkklに軍配を上げている。大きさは20%程違うので、どちらが贅沢かとすればこちらなのは明らかで、それを65ユーロで聴こうとしたのだが、流石に難しかった。

それと同価格は舞台奥しかなかったので上位の95ユーロの席しか選択はなかったが、視界、音響双方でより優れているとは限らない。座ったことがないのでパノラマ写真だけでも分からない。かといって最高価格の125ユーロでもこれは間違いないという席も無かった。ワイン試飲会も兼ねての週末旅行なので友人も誘おうかとも考えていたのだが余分にいい席二人分も到底なかった。

第二候補としてお手つきして先に取られた席もあったのだが、同じ価格で視覚的には悪くはなくてもそれ程音響的に優れているとは思われなかった。それがその価格になっているというのがあまり期待できないところでもある。

これで試飲会ディナー予約59ユーロに、アパートメント二泊128ユーロも予約を済ませてあるので、それらに往復の燃料費80ユーロぐらいで〆て約350ユーロ、そこにワインを購入してくるとやはり簡単に500ユーロを優に越えてしまう。

問題は前日にルツェルンから帰宅して、翌日二時間程車を走らせて、19時までに試飲会を終えないといけない。チェックインが14時からなので、当然の事それを目指す。前日にはルツェルンからで340km程走っているので、上手く疲れを取っていかないと、酔いが残り日曜日にも影響するからだ。その為にルクセムブルクにも遠くない所に二泊して、ゆったりと出かける予定である。



参照:
縦の線への疑心暗鬼 2019-03-22 | 文化一般
指揮芸術とはこれいかに 2019-01-08 | 音
シカゴ交響楽団のサウンド 2020-01-25 | 音
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