名前の知らない人からのメールがありなんだろうと思ったら、ある店の閉店のお知らせだった。それは鰻屋さんで、カフェタイムにはロック喫茶となるユニークな店だった。好きな曲を大音量でかけてくれるという貴重な場所でもあった。唯、車で一時間半と遠いのがネックだった。鰻そのものもファンをつかみ結構支持されていて営業的に厳しいという風には見えなかった。突然の閉店なので考えられるのは調理担当の職人さんの何らかの事情だろう。メールはマネージャーからで、店はそのマネージャーと職人さんの二人体制だったと思う。以前見てて、調理する人がいなくなったら立ちいかなくなるとふと思ったことがあるが、その懸念が的中したかのもしれない。始めてもうすぐ四年目に入るところだった。
サリン事件から30年、もうそんなになるのかと思う。あの年は阪神淡路大震災から始まってとんでもない年として記憶されるはずなのだが、1995年と聞いて直ぐ思い出す人もそう多くはないのが現実だ。
個人的にはサリン事件に関しては、起こった二日後に用があって東京に行った時身近に感じた。中央道の上り線を走ってるともの凄い数の警察車両が下りを走っていて、一体何事かと思った。後で上九一色村に向かう車両だったと分かった。それと東京で行った先が日比谷で未だ事件の後の普通ではない感じが残っていた。その時知り合いが野次馬見物か?と言ったが、偶々予定してたコースがそういうことだったのだ。考えてみれば、まきこまれる可能性がゼロではなかったわけだ。松本の事件現場も知らない場所ではないし、結構かすっていたと今になって思う。