四月になって早一週間、今年は強風の日が続いていて、外出がちょっと怖い私です。
昔、強風で小雨の日に傘をさして歩いていたら、おりからの風に傘が吹き上げられてそのまま、超低空ではありましたが宙に浮いたまま運ばれたことがあるのです。傘の下に私がぶら下がっている状態です… 一歩を踏み出そうとしたまさにその姿勢のままスゥゥ~…っと… まさか自分が宙に浮くとは想像もしていないわけだから、あの感覚は怖いというべきか気持ちが悪いというべきか、不思議な、ヤ~な感じでした。
以来、安価なビニール傘しか持たなくなったの。上等のしっかりした傘だと、風に煽られ吹き上げられてまた宙に浮くかもしれないが、ビニール傘ならベケッと壊れるだけで怖い思いをしなくてすむもんねぇ、というワケです。
でも、やっぱりビニール傘ってなんとなくその場凌ぎ的できちんとした印象にはならないわよね、とそんな思いをずっと抱えていたのも確かなことでした。だから去年、雑貨店で“24本骨”の丈夫でおしゃれな傘を見かけたとき迷わず購入しましたよ。
やっぱり丈夫な傘はいいわねぇと気に入って傘がなくても済みそうな小雨のときにも使っているのですが、丈夫なだけに強風のときは大変です。
先日の強風の日、小雨の中をお気に入りの傘をさして出かけた。
両手で傘にしがみついて歩く姿はあんまり素敵じゃないなぁ…
そして…、突然の強い追い風に押されて、ほわわわわぁ…と走る気もないのに小走りになり、次いでいきなりの向かい風に押し戻されてほよよよよぉ…と後ずさり、それでも傘を盾になんとか前に進む努力はする… すると今度は横からの風に煽られてけええええぇ…と反転しそうになり… 右往左往ってこういうことをいうんじゃないのかい…なんて考える余裕もなく、半径1メートルほどの円の中でオロオロオタオタと…。あ~恥ずかしい…。
さながら宙に浮かぶが如くに軽やかに舞い踊る
というのは我々バレリーナにとっては必須だが、
風に煽られて踊らされる
というのはいただけないなぁ…。
下半身を鍛えているから足腰が強いとはいえ、2番プリエで歩くわけにもいかないしなぁ…。
風鳴りの音を聞きながら
「いやさ風神様、ご活躍ですねぇ…」
と外出を必要最小限にとどめるしかないわね。
風が落ち着いて暖かさが増したなか、周りを見てみると、すぐ近くの中学校の桜がキレイに咲いている。
来週の入学式まで満開の花が保ってくれるといいわね。
桜に迎えられる入学式、ってありきたりな絵だけれど、やっぱり新しい門出に相応しい景色だと思う。
アンサンブル・バレエのレッスンをしている学芸大学のスタジオからほど遠くないところに碑文谷公園があって、そこの桜も明日が見頃かもしれないなぁ。池に移る桜もキレイだし、まだ若い枝垂れ桜も華やか。明日はレッスンのあとに足を伸ばしてみようかな
そして自由が丘は満開の桜の下で桜祭りですって。
商店街が肝いりとなってのお祭りではバーベキューの用具を貸し出したりもするようで。毎年、満開の桜の下でバーベキューをしているグループが所狭しと場を占めている。みんな花を観ないで肉を見ている…
いいのかなぁ、と私は思っている…。
桜にしてみりゃ迷惑じゃろな、と…。
桜には美青年の精が棲んでいる、……らしい……。
白に近い薄墨色の狩衣を着て檜扇を持った、艶やかな黒髪を背に流した美青年…
ていうのが私の想像するイメージなんだけど…。んん~、鏑木清方描く美人を若武者にしたような顔…。
2夜に亘ってそこら中から立ち上るバーベキューの煙と肉の焼ける匂いで、桜の君がぐったりしているような気がするのよね、毎年。
なんか、そのうちバチが当たりそう…
というのは私の個人的な感想なので、皆様御気になさらずバーベキューでも焼肉でも楽しんでください
昔、強風で小雨の日に傘をさして歩いていたら、おりからの風に傘が吹き上げられてそのまま、超低空ではありましたが宙に浮いたまま運ばれたことがあるのです。傘の下に私がぶら下がっている状態です… 一歩を踏み出そうとしたまさにその姿勢のままスゥゥ~…っと… まさか自分が宙に浮くとは想像もしていないわけだから、あの感覚は怖いというべきか気持ちが悪いというべきか、不思議な、ヤ~な感じでした。
以来、安価なビニール傘しか持たなくなったの。上等のしっかりした傘だと、風に煽られ吹き上げられてまた宙に浮くかもしれないが、ビニール傘ならベケッと壊れるだけで怖い思いをしなくてすむもんねぇ、というワケです。
でも、やっぱりビニール傘ってなんとなくその場凌ぎ的できちんとした印象にはならないわよね、とそんな思いをずっと抱えていたのも確かなことでした。だから去年、雑貨店で“24本骨”の丈夫でおしゃれな傘を見かけたとき迷わず購入しましたよ。
やっぱり丈夫な傘はいいわねぇと気に入って傘がなくても済みそうな小雨のときにも使っているのですが、丈夫なだけに強風のときは大変です。
先日の強風の日、小雨の中をお気に入りの傘をさして出かけた。
両手で傘にしがみついて歩く姿はあんまり素敵じゃないなぁ…
そして…、突然の強い追い風に押されて、ほわわわわぁ…と走る気もないのに小走りになり、次いでいきなりの向かい風に押し戻されてほよよよよぉ…と後ずさり、それでも傘を盾になんとか前に進む努力はする… すると今度は横からの風に煽られてけええええぇ…と反転しそうになり… 右往左往ってこういうことをいうんじゃないのかい…なんて考える余裕もなく、半径1メートルほどの円の中でオロオロオタオタと…。あ~恥ずかしい…。
さながら宙に浮かぶが如くに軽やかに舞い踊る
というのは我々バレリーナにとっては必須だが、
風に煽られて踊らされる
というのはいただけないなぁ…。
下半身を鍛えているから足腰が強いとはいえ、2番プリエで歩くわけにもいかないしなぁ…。
風鳴りの音を聞きながら
「いやさ風神様、ご活躍ですねぇ…」
と外出を必要最小限にとどめるしかないわね。
風が落ち着いて暖かさが増したなか、周りを見てみると、すぐ近くの中学校の桜がキレイに咲いている。
来週の入学式まで満開の花が保ってくれるといいわね。
桜に迎えられる入学式、ってありきたりな絵だけれど、やっぱり新しい門出に相応しい景色だと思う。
アンサンブル・バレエのレッスンをしている学芸大学のスタジオからほど遠くないところに碑文谷公園があって、そこの桜も明日が見頃かもしれないなぁ。池に移る桜もキレイだし、まだ若い枝垂れ桜も華やか。明日はレッスンのあとに足を伸ばしてみようかな
そして自由が丘は満開の桜の下で桜祭りですって。
商店街が肝いりとなってのお祭りではバーベキューの用具を貸し出したりもするようで。毎年、満開の桜の下でバーベキューをしているグループが所狭しと場を占めている。みんな花を観ないで肉を見ている…
いいのかなぁ、と私は思っている…。
桜にしてみりゃ迷惑じゃろな、と…。
桜には美青年の精が棲んでいる、……らしい……。
白に近い薄墨色の狩衣を着て檜扇を持った、艶やかな黒髪を背に流した美青年…
ていうのが私の想像するイメージなんだけど…。んん~、鏑木清方描く美人を若武者にしたような顔…。
2夜に亘ってそこら中から立ち上るバーベキューの煙と肉の焼ける匂いで、桜の君がぐったりしているような気がするのよね、毎年。
なんか、そのうちバチが当たりそう…
というのは私の個人的な感想なので、皆様御気になさらずバーベキューでも焼肉でも楽しんでください