アンサンブル・ド・ミューズ バレエ

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

“呪い”のアームス…♪

2012-07-06 08:57:59 | Weblog
昨日は『大人のバレエ』クラスのレッスンでした。
まずはバー・レッスンね。グラン・プリエから
おっ、みんなカンブレ・デリエールのときのアームスがきちんとアン・オーでキープ出来るようになってる…うん…キレイよぉ。
あっ、サヨさん、先週頑張った甲斐があったねぇ、プリエするときのトルソーが“お辞儀”をしなくなった…うん、うん…いいわよぉ。
バットマン・タンジュ、バットマン・デガージェと進んでいく。
そしてロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テール
最後の5番ポジシオン・ドゥミ・ポワントでのポゼ。
うん、みんな脚も足もしっかりしてきたねぇ…。
あ゛…あれ…
「これ、フミナちゃん、アームスが…」
「…へ…?」
アン・オーにしているハズの手の指先が正面を向いている。
「その手じゃ前に立ってるマサエさんに“呪い”をかけてるみたいじゃない…
「きゅふふふふ…
頭の天辺から真っ直ぐに伸びている中心線に対して指先を向けるようにするのよ
「はぁぃ…
バー・レッスンが終わったらセンター・レッスン。
まずはバットマン・タンジュから。
後半の一つ目のエシャッペで2番ポジシオン・ドゥミ・ポワントに立ったときにトルソーが後ろに引かれて反らないように気を付けましょう。足の親指の上か少し前にアンダー・バストがくるんですよ。
うん…みんな動きが安定してきたね。
それでは前々回から練習している“くの一の屋根渡り”…じゃなくて、ウォーキングを…
頭の上にクラウンを載せて、それがズレないようにイメージして…。
あ゛ぁ~、さすがに“くの一”じゃなくなったけど、みんななぁんかおっかなびっくりじゃなぁ…
でもそのうちにきっと、ティアラの似合うプリンセスの歩きになるでしょう。
さて、それでは跳びましょう。
アッサンブレ→タン・ルヴェ→アッサンブレ→タン・ルヴェ→アッサンブレ→アッサンブレ→アッサンブレ→タン・ルヴェ⇒
ユキさんはレギュラー・テンポでね。ほかのみんなはゆっくり。
はい、二人ずつ
「…フミナちゃん、かたっぽの脚で跳び上がって、両方で着地するの…。跳び上がるのは1本、着地は2本…」
「…ふぁぁい…
「これこれこれ…、マサエさん…、跳ぶの…、まず跳ぶ…!」
「…い゛ゃぁ~はっはっはっ……
アッサンブレのアンシェヌマンを繰り返し練習したあと、さて次はね、とみんなの顔をみると
「もう跳びたくありません
という表情になっている…。そうかぁ……。
ではこれも以前から練習しているピケ・アラベスクの練習をしましょう。
ピケ・アラベスク→ピケ・アラベスク→ピケ・アラベスク→5番ドゥミ・プリエ→ルルヴェ、アームスはアン・オー⇒
はい、二組に分かれて順番に…。

……あ゛…フミナちゃんそのアームスは…
「こらこらこら、北島康介の飛び込み姿勢みたいじゃないの…
「えへへへ…
「アン・オーは卵型に…。お顔の周りに大きな額縁を…」
それとマサエさん、ア・ラ・スゴンドのアームスを忘れないこと。
「アン・ナヴァンのアームスは軸脚側のトルソーを引き上げる…、ア・ラ・スゴンドのアームスはアラベスクの脚を引き上げるトルソーを支えるの。アームスを落としちゃうとトルソーだけで脚を引っ張り上げることになってバランスが悪くなるからね」
「…ほぉぉ…」
……、うん、それよ、そのアームスのポジシオン。いいわよぉ。きちんと立っていられるようになったね
そして最後の最後。
プティ・シャンジュマンとルティレ・ルルヴェのアンシェヌマンで相変わらずの悪戦苦闘を続けるサヨさんの微かな呻きを残して、楽しくレッスンは終了したのでした