ソロ・ヴァリエーションを通す前に、水曜日に踊るのを見ていて気になってたところを修正。
下から煽っていくようにアームスを動かすところ、肘の使い方というかコントロールがキモなのよ
高めのア・ラ・スゴンド・アロンジェから少し肘を引き上げて前腕を垂らす→肘を下げながら前腕を起こしていく→手首を押し伸ばすようにしながら肘も伸ばしていく
ってことなんだけどね、と見本を見せる。
コレで波打つような曲線を作るの。
「……うえぇぇぇ……」
一緒にやってみようね…、まず肘を引き上げて前腕を垂らすように…、
「……うくくぅぅ……」
垂らすんだよ、脱力したみたいに…、
「……いききぃぃ……」
あ~、ま、まぁ…、で、肘を下げながら手首を押し伸ばす…、
「……でぇぇぇぇ……」
な、なんか大変みたいだな…。
「は、はじめからやってみますね」
おぉ、どうぞ
「…… … … …つ、ツラいですよね…」
そうかぁ…
ところで、水曜日に悲しそうな表情になってるって話になったじゃない、そのことなんだけどね…。
同じ白いロマンティック・チュチュで踊る作品でも『ジゼル』のウィリには感情があるし、表題が同じシルフィードであっても『ラ・』の方には人格があるから感情があるけど、プレリュードを含む『レ・』は空気や風そのものだから人格も感情もない、ましてシンフォニック・バレエだからね
「じゃぁ表情をどうするんだってコトになるわけだけど…、“無表情”っていうのも表情の一つなの、表現においてはね…、だから無表情がイケナイわけじゃないんだけど、無表情を殺さないためには自分の中にちゃんとドラマを持っていないと…」
たとえばデヴロッペ・ドゥヴァン→トンベ→パ・ドゥ・シャ→……のフレーズとピケ-クぺ→ピケ-クぺ→……のフレーズでは風の流れ・動きが違うよね。
「そ、それを違うように踊れと言われても…」
だから自分の中にドラマを持てって、ストーリーを構築しておけってことなんだよ。
「たとえばね、デヴロッペ・ドゥヴァン……のフレーズでは自分自身が風の中を揺蕩う白い繊細な羽根と考えてその羽根の動きを、ピケ-クぺ……のフレーズでは今度は自分が風として目の前にある羽根を揺蕩わせている…とかね、そういうイメージを自分の中でしっかり組み立てておくんだよ」
「 それなら分かります、フレーズの違いがわかります」
うん、そういうイメージが前提になっている無表情は“表情”として成立するんだよ
ど~~~しても無理だ、ダメだってときはそれこそアルカイック・スマイルで、だな
下から煽っていくようにアームスを動かすところ、肘の使い方というかコントロールがキモなのよ
高めのア・ラ・スゴンド・アロンジェから少し肘を引き上げて前腕を垂らす→肘を下げながら前腕を起こしていく→手首を押し伸ばすようにしながら肘も伸ばしていく
ってことなんだけどね、と見本を見せる。
コレで波打つような曲線を作るの。
「……うえぇぇぇ……」
一緒にやってみようね…、まず肘を引き上げて前腕を垂らすように…、
「……うくくぅぅ……」
垂らすんだよ、脱力したみたいに…、
「……いききぃぃ……」
あ~、ま、まぁ…、で、肘を下げながら手首を押し伸ばす…、
「……でぇぇぇぇ……」
な、なんか大変みたいだな…。
「は、はじめからやってみますね」
おぉ、どうぞ
「…… … … …つ、ツラいですよね…」
そうかぁ…
ところで、水曜日に悲しそうな表情になってるって話になったじゃない、そのことなんだけどね…。
同じ白いロマンティック・チュチュで踊る作品でも『ジゼル』のウィリには感情があるし、表題が同じシルフィードであっても『ラ・』の方には人格があるから感情があるけど、プレリュードを含む『レ・』は空気や風そのものだから人格も感情もない、ましてシンフォニック・バレエだからね
「じゃぁ表情をどうするんだってコトになるわけだけど…、“無表情”っていうのも表情の一つなの、表現においてはね…、だから無表情がイケナイわけじゃないんだけど、無表情を殺さないためには自分の中にちゃんとドラマを持っていないと…」
たとえばデヴロッペ・ドゥヴァン→トンベ→パ・ドゥ・シャ→……のフレーズとピケ-クぺ→ピケ-クぺ→……のフレーズでは風の流れ・動きが違うよね。
「そ、それを違うように踊れと言われても…」
だから自分の中にドラマを持てって、ストーリーを構築しておけってことなんだよ。
「たとえばね、デヴロッペ・ドゥヴァン……のフレーズでは自分自身が風の中を揺蕩う白い繊細な羽根と考えてその羽根の動きを、ピケ-クぺ……のフレーズでは今度は自分が風として目の前にある羽根を揺蕩わせている…とかね、そういうイメージを自分の中でしっかり組み立てておくんだよ」
「 それなら分かります、フレーズの違いがわかります」
うん、そういうイメージが前提になっている無表情は“表情”として成立するんだよ
ど~~~しても無理だ、ダメだってときはそれこそアルカイック・スマイルで、だな