アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

親父さまたちも味方に…♪

2025-02-24 10:23:54 | Weblog
昨夜の『べらぼう』は…。
重三郎が出版した改良型の吉原細見は売れに売れて、この分なら以前の版の2倍を売り上げるのももうすぐだろうと思われたのだけれど、そうは問屋が卸さないというかなんというか。
海賊版を手掛けた罪で捕縛されたものの放免になって戻ってきた鱗形屋が巻き返しを図り、そこに鶴屋が加担しているという構図、鱗形屋は青本の新作を出してそれが爆売れするのだけど、その元ネタこそ重三郎と捕縛前の鱗形屋とが膝突き合わせて話し合った新作に必要な要件の諸々だった…。
≪金々先生栄花夢≫という上下二巻の青本が後の黄表紙の元になるわけね
で、重三郎の耕書堂を地本問屋の仲間に加えてくれるよう吉原の楼主や茶屋の主たちが鶴屋をはじめ問屋の主たちを招いて一席設けるんだけど、仲間を下がらせ一人残った鶴屋が…まぁあ~だこ~だとヤなことばっかり並べるわけよ、今風にいうなら吉原を下にみて完全にマウント取ってるわけ
確かに遊郭や遊女とそれに連なって生きている人々ってのは一般庶民より一段下に置かれていたのは事実だけれども、そこまで言うかっ…って感じ…、それを演じている風間くんがあの可愛いお顔だけに面妖な凄味があってね…。
とはいえ上から目線でまことしやかに御託を並べる鶴屋に堪忍袋の緒を切らした駿河屋主人(=重三郎の養父)が、鶴屋の首根っこ掴んで引きずり出し階段から投げ落とす、もともと重三郎の才覚を高く評していた扇谷の楼主も啖呵を切るし、ほかの楼主たちもけっこうな捨て台詞を…。
まぁこれで耕書堂が問屋の仲間に入ることは当面叶わなくなったけれど、吉原の楼主たちという強い味方が出来たともいえるかな。
あ~、扇谷の旦那の啖呵、覚えておきたかったなぁ…。
今年の大河ドラマ『べらぼう』は横浜流星くんが主演だからってことで観るようになり、面白いから毎週観てるんだけど、実は扇谷の旦那を密かに“推し”ています
コメント
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