アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

『おけら長屋』もあらためて…♪

2022-09-06 11:50:29 | Weblog
今月下旬のシリーズ6作目発売に備えて『向島・箱屋の新吉』をおさらいしてたのですが、もうひとつ『本所おけら長屋』もシリーズ19作目が発売されるんです、ですから今度はこちらのおさらいを
もっとも『おけら長屋』は文庫本1冊に一話完結の短編が数本ずつですから、どこを読んでも面白い。
一番手前にあったシリーズ18作目をまず再読してます。
浪人の島田鉄斎さんは泰然自若でかつて出仕していた藩の重役からもおけら長屋の面々からも頼りにされていますし、万造&松吉コンビが騒々しいのも、お染さんが酸いも甘いも噛分けた粋な大年増であることも、津軽黒石藩主の高宗さまが度量の大きい聡明なやんちゃであることも、み~んな相変わらずです
同じ長屋の九尺二間にそれぞれ住んでいて、鉄斎さんは剣術道場の師範代、お染さんは裁縫、万造&松吉はそれぞれ米屋と酒屋の手代として働き、その日の仕事が終わると居酒屋三祐に集まるというわけ、そこに旗本の三男坊に扮した高宗さまもときどき同席しますけど、とっくに正体はバレちゃってる。
何かあればみんなで集まって知恵を出し合い、分に応じた活躍をして事を収めるのはいつものこと。
武士の領分に関わることなら鉄斎さんだし、人や女心の機微についてはお染さん、突拍子もない思いつきで成果を手繰り寄せるのは万造&松吉、万造&松吉の手綱をしっかり握っているのが女医者のお満さんと三祐のお栄さんね。
さぁ、シリーズ19作目にはどんなお話が揃っているでしょうかね、楽しみです
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和太鼓の演奏、好きです…♪

2022-09-04 13:55:49 | Weblog
午前中にちょっとした作業をしていたとき、低~い響きが伝わってきました。
ズン🎶 ズ ズン🎶 ズ ズン🎶 ズ ズン🎶…
和太鼓の響きですな。
そういえば商店街主催のフェスが3年ぶりに開催されるって案内が出てたっけ…、そうか、今日なのね
何と言いましょうか、和太鼓の響きを聴いていると血が躍るって感じがするんです。
近所のことだし、と作業を中断して聴きに行ってきました
リズムにのって身体が動きそうになるのを抑えながら楽しんでたんですけど、最後の曲には小学校高学年くらいの子たちも参加、その中の一人の女の子に目がいきまして。
太鼓と正対するのではなく鼓面に対して直角になるくらいに位置取りして、2番ポジシオンの倍くらいに足を開き左右の爪先はそれぞれ70度程度にターンアウト、基本的には右脚プリエで鼓面に打ち込むときに左脚に重心移動すぐに右脚プリエに戻る、と左右に重心移動する動きの繰り返しなんですが、彼女はまったく体幹が崩れないの
撥を持つ手を大きく振り上げる所作があったり、なにより自分の身体の左側にある鼓面に右手で打ち込むわけだから下手をしたら身体の向きがブレるでしょうに、彼女の腰の高さがかわることはなく体幹の向きが変わることもなく、動きにわずかな乱れもない
キレイだねぇ カッコいいねぇ
リズム感も鍛えられていて体幹が強くプリエも深い、クラシック・バレエやらない って誘いたくなっちゃいました
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追加リハーサル ― やはりレヴェランスが…♪

2022-09-03 10:59:29 | Weblog
昨日はヒメさんの追加リハーサル。
タンバリンを持つ手の角度を修正したり、ステップの進み方を微妙に調整したり
タンバリンって一般的には小学校までの音楽の時間に触ったことがある程度で日常的に手にすることはないから、扱い慣れないとちょっとしたポゼのときに角度が決まらなかったりする、うっかり鼓面を正面に向けちゃって“月が出ましたぁ”なぁんてことになったらカッコ悪いものね。
だから、そこは鼓面を床と水平にとか枠を見せてなんて細かく指示したりしてました。
あとは腕の高さとか肘の角度とかね。
本番までもう2週間余りとなれば、どうすればヒメさんが美しく見えるかってことが一番大事だから
で…。
ヴァリエーションの最後のポゼが決まり、レヴェランスをどうぞ。

……
ブルータス、おまえもか…っ
なんでそんなせかせかそそくさと…っ
もうこのところ水曜日のクラスのときにもずっと何度も言ってるけどっ、
「あなたたち3人については、踊りには何の文句もないし心配もしてない。もぉレヴェランスだけが心配で心配で、気懸りはそこだけなんだよぉぉぉ
「… …」
「なぁんで出来ないかねぇぇ」
「…やったことがないからじゃないですかね…、むかぁ~し子供のときの発表会ではそこまでわかってないし…
「あ゛…
そうか、そういうことかぁ…、そぉりゃ気づきませんでしたぁ
じゃ、レヴェランスを振り付けしよう
ポゼをほどいてセンターまで歩いて行く→左軸で右脚ポワン・タンジュデリエール:左アームスは腰に、右手のタンバリンを左肩の前に→右上で両アームスを前方に指し伸ばしてから左右に広げる→左アームスは腰に、右肘を畳むようにしてタンバリンを胸に、少し頭を倒す→頭を起こして正面を見る→オフ・ステージ
どうだ、コレで。
2~3回一緒にやってみて、それからヒメさんが一人で練習、ヘタクソぉ 、やり直~しっ と言われながら繰り返して何度目かに、
お、いいんじゃなぁい
のレヴェランスが出来た
気持を作りやすいように所作にいちいちセリフをつけたりもしましたが、良い感じになりそうです。
本番までの残りのリハでは、踊りよりもレヴェランスの練習に力を入れたほうが良さそうです
終わり良ければすべて良し
ってね
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役者の顔を思い浮かべながら再読…♪

2022-09-02 10:10:27 | Weblog
1年前の9月に既刊分のシリーズ1~4を、今年1月に新刊の5を読んだ『向島・箱屋の新吉』を、このところ1作目から再読しています
といいますのも今月下旬に6作目が出るので、思い出しを兼ねて一通りおさらいをしておこうというわけです。
向島の芸者桔梗屋お葉に仕えている箱屋の新吉、かつては大名家に仕える武士で後に浪人となり今は町人となった油木新次郎、十八歳のときに殿の御前での試合で一等になったという剣の腕は鈍ってはいず、頭の回転も速く視野も広い、そんな男が心に深い痛みを抱えているんです。
お葉姐さんも、江戸一番とうたわれる柳橋の名妓美代次の敵愾心を掻き立て嫉視されるほどの名花で、新吉をダシにいろんな嫌がらせをされますが屈することはなく、おそらく芸者と箱屋の分を弁えているからそんな気配は見せないけど、新さんに惚れてるんだろうな
新吉が油木新次郎だと見抜いて、初めのうちは計算高く利用しようとしていた南町奉行所同心梶井扇太郎も、シリーズが進むにつれて新吉を頼りにというか充てにするようになってますね。
で、新吉のことは役者の菊五郎に似ているという描写が度々出てきますので、当代尾上菊之助丈をイメージしつつ読んでます
となるとお葉姐さんは誰かな…、そぉりゃぁやっぱり当代中村七之助丈よねぇ
シリーズ最新刊が楽しみだな


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水曜日のアンシャンテ ― 間がもたないのねぇ…♪

2022-09-01 10:06:04 | Weblog
はい、それじゃプログラム順でいきましょうか、マリさんからね、どうぞ

はぁい、やり直ぉ~し
下袖から出てセンターでポゼ→頷きが合図で音っていう段取りですが、なぁんでそんなにソソクサと出てきて急かされるようにポゼして頷くかね。
ファニー・チェリートってプリマ・バレリーナだよぉ。
軽やかに華やかに登場してエレガントに頷くの。
「…そ…そうですよね、そう…うぇぇぇ…
芝居の台詞みたいにしてみるとさ、
袖からセンターへ歩いてポゼ:みなさま、お待たせいたしました→頷いて:マエストロ、お願いします
ってことでしょうがな。
袖にいるときからその役柄になっていないと…、曲が始まってからが役じゃないのよ
で、チェリートのヴァリエーションは曲終わりで袖に消え、改めて出てきてレヴェランス。
……
こぉらぁぁぁ、チェリートはプリマ・バレリーナだってば
出てきて…観客の反応を見て…拍手や称賛を受け止めて…胸に抱えてレヴェランス→次の方、どうぞ
ってことでしょうがな。
「…あぁぁ…そうですよね、そうですよね……
本番までもう20日を切ってる、このままじゃサマにならない…間に合わないな。
というわけで、チェリートの出も入りも、きっちり振り付けしちゃいました…
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