■ 意外に浸透しているネトウヨ言論 ■
先日、同世代の知り合い数人と飲んでいた時の事、ネトウヨ言論の影響を意外に強く受けている方達がいらして驚きました。昔は飲み会の席で政治的な話などはしなかたのですが、北朝鮮問題から彼らは韓国・中国批判を熱く語り始めました。
結構、韓国人の事や中国人の事を汚い言葉で罵っていまいたが・・・常識的な社会人からすれば「公共の場」で隣国の事をあまり悪く言うのはどうなの?
彼らの主張は「相手が日本人の事を嫌いなのだから、日本人が彼らに良くする必要は無い」という点に集約されます。
かく言う私も、20年程前はSAPIOなんて雑誌を読んで「今まで自分は騙されていたんだ」ってショックを受けたりもしました。(今ではもっとヒネクレて世の中を見る陰謀論をこじらせていますが・・・。)
■ ネトウヨの方達は素直で洗脳され易い? ■
私は「憲法9条なんてゴミ箱行きだ」と考えていますが、一方で憲法改正を声高に叫ぶネトウヨの方達とは思考の根本で異質なものを感じています。
彼らの思考の原点は「日本の為」「日本の優位性を認めさせる為」だと思いますが、陰謀論者である私は「日本が他の国と比べて優れている証明」なんてツメの先程の興味もありません。ただ単に日本と世界の現状と、その裏に隠れている決して表に出る事の無い「真実?」を妄想して楽しみたいだけ。
私から見ると、ネトウヨと呼ばれる方達は「素直」に見える。地政学的には隣接する国家同士を反目させる事は鉄則であり、その意味において英米は日本と韓国、北朝鮮、中国、ロシアの接近を好みません。ですから、お互いの敵意を煽る。
かつては新聞やテレビがプロパガンダに利用され、現代ではネットがその役割を担います。発信力の有る人物が「ネトウヨ言論」を展開すると、感化される人が少なからず出てきます。
私は所謂ネトウヨと呼ばれる人達は「素直」なのだと考えています。誰かが準備した「自分達に気持ちの良いストーリー」を疑いも無く受け入れてしまう。これは一種の「マインドコントロール」ですが、人は自らに都合の良い物語を好みます。
「陰謀論者のお前にだけは言われたく無い!!」と言われそうですが・・・。