■ 今、世界で起きている事 ■
1) アメリカの長期国債金利が3%を超え、市中金利の上昇を続けている
2) 原油価格が上昇を続け、アメリカのインフレ率を押し上げる
3) 新興国から資金が流出し、ドルが値上がりしている
4) FRBの利上げをインフレ率の上昇が後押しする
5) 安倍政権は数々の疑惑が報道されるも政権交代の機運は自民党内にも見られない
6) 日銀は2%の物価上層目標の看板を下ろし、異次元緩和の出口を放棄したかに見える
7) ECBも今年中は緩和的金融政策を継続する
8) トランプがアメリカ大使館を強引にエルサレムに移転
9) トランプがイラン核合意を一歩的に破棄
10) サウジアラビアのムハンマド皇太子の暗殺説が流れている
11) 米中貿易交渉の結果、中国がアメリカのシェールオイルとガスの輸入量を増やす
12) 南北朝鮮の融和ムードが広がり、米朝首脳会談が実現する可能性が・・・
■ 金融恐慌前夜・・・そして中東戦争へ ■
点を線で結んでみます
1~4 原油価格上昇によりアメリカのインフレ率が上昇傾向にある
5~7 FRBの利上げによる金利上昇の悪影響を日銀とECBが相殺している
8~10 中東で戦争の種が蒔かれている
11 中国はアメリカからのエネルギー輸入を増やす
12 米朝の緊張緩和は、アジアの不安定要素を減少させ、
アメリカが中東に傾注する環境を作る
見えて来た風景は・・・
リーマンショック以降の金融緩和による低金利の環境は、アメリカの金利上昇によって変化して来ており、どこかの時点で異常な低金利に支えられた市場は崩壊を迎えます。しかし、それを先延ばしする為に、日銀やECBは金融緩和を継続しており、安倍-黒田体制が崩れる事も無い。
しかし、リーマンショックを上回る金融危機の萌芽はそこかしこに隠れており、一度金融危機が発生すればドルの信用問題に発展する。
ドルの信用を支えているのは石油決済通貨である事なので、原油価格が上昇してドルの需要が高まればドルの信用は取り合えずは保たれる。その為に、中東で戦争を起こして「石油ショック」を起こす事が手っ取り早い。現在、中東では戦争の種が蒔かれている。
中国は米国の次の覇権国となるであろうが、その成長を支える為には米国との協調関係が必用になる。食料やエネルギーの米国依存が高まれば、米中の相互依存関係が深まる。
米中の関係改善が進めば、緊張の均衡点であった北朝鮮の役割は終わり、豊富な地下資源の開発が始まる。
あくまでも陰謀論者の妄想が描き出した絵柄ですが・・・ニュースなどの断片から見えない事を幻視してみました。