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経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

加計学園の補助金詐欺疑惑・・・そろそろ隠し切れなくなって来た

2017-08-24 03:51:00 | 時事/金融危機
 

■ 加計学園の補助金詐欺疑惑は国民に分かり易過ぎる ■

加計学園問題の報道が一気に減りました。

一方で、事件は新しい展開を迎えています。


設計図が流出して、坪単価70万円ていどの建築費を2倍以上の坪単価150万円に水増しして、今治市と愛媛県から補助金96億円を騙し取ろうとした可能性が指摘されています。


この設計図は報道各社にも持ち込まれ、NHKもクローズアップ現代で8月22日にった「加計学園、問題の設計図による積算」と名打って放送を予定したいましたが、これが放送中止になったとネットではもっぱらの噂。(フェイクニュースかも知れませんが・・・)

大手新聞各社はこの設計図を入手している様ですが、今の所、報道している新聞は日刊ゲンダイだけ。サンデー毎日とAERAは記事にしてますが、朝日新聞、毎日新聞とも本紙では取り上げていない様です。

一方で「加計学園の補助金詐欺疑惑」の情報はネットでは相当に拡散しているので、国民の多くが知る所となっています。さすがにこれを無視したら「忖度」や「報道規制」が疑われるので、ようやく報道ステーションとニュース23が取り上げた様です。

図面を持ち込まれた報道各社は当惑しているとの噂もチラホラ。さすがに「建築費水増し請求」は手口が分かり易過ぎますし、不正の実証も容易なので、加計問題をグレーにしておく事が出来なくなります。「報道したら局長の首た飛ぶ」とも噂されていましたが、「補助金詐欺疑惑」がこれだけ世間に拡散すれな、そろそろ報道しても問題無いと判断したのでしょう。

この問題が国民の多くが知る所となれば、警察或いは大阪地検特捜部も捜査に乗り出さない訳にはいきません。森友学園は籠池夫妻が補助金詐欺で逮捕されているのに、それよりも巨額の詐欺を働いた可能性が有る加計学園を捜査しないのは、どう見ても不自然だからです。そして、捜査をして「不正は有りませんでした」という結論を出したら、それこそ国民の怒りが爆発します。

■ レベル3の細菌やウィルスを扱う設備に不備がある ■

設計図流出によって、補助金詐欺疑惑の他に、レベル3の実験室の設備の不備も指摘されています。

バイオセーフティーレベル・3の実験室で取り扱われるウィルスはの定義は次の通りです。

個体に対しての危険性は高いが、地域社会に対しての危険性は低い場合。
人間に感染すると重篤な疾病の原因となりうるが、他の個体への伝播の可能性は低いもの。


該当するウィルスは鳥インフルエンザウィルスなども含まれ、実験室にはウィルスの流出を防ぐ設備が要求されます。


立ち入り制限された廊下
二重ドアとエアロックにより外部と隔離された実験室
床・壁・天井や作業台は洗浄・消毒可能なようにする
排気系の調整を行ない、常時外部から実験室内に空気の流入を行なう
排気は高性能フィルターにより除菌してから大気中に放出する
実験は生物学用安全キャビネット、または陰圧アイソレーターの中で実施する
作業名簿に記載された者以外の立ち入りは禁止する


ところが、加計学園の獣医学部の設計図では、レベル3実験室は、一般の実験室の一角に位置しており、「立ち入り規制された廊下」が在りません。仮に実験室からウィルスが漏出した場合、封じ込めが出来ない構造になっています。

これにはさすがに専門家達も呆れた様で、「専門的知識を持たない設計者が設計している」と指摘しています。

大学設置審議会は加計学園獣医学部の新設の審査を、定員が多すぎる事と、先端的研究の概要が不明確な事を理由に保留していますが、設計図の流出でますます「妥当」の判断を下し難くなっています。

■ 今治市議会の贈収賄事件に発展する ■

このまま加計学園の問題を長引かせると、安倍政権の信用は崩壊します。

特に、「補助金詐欺疑惑」は今治市議会の贈収賄事件に発展する可能性が有ります。

今治市議会は加計学園から提出された建築費を審査する事無く、全会一致で補助金の交付を認めています。これは明らかに不自然ですが、市議の多くが1000万円の賄賂を受け取っていたという噂もネットでは広がっています。

さらに、今治市は獣医学部の建設用地を無償で提供し、整地やインフラの設置費用も負担しています。通常、この様な形で用地を提供する場合、定められた期間、担保権の設定や売却に規制が掛かる様ですが、今治市はこの土地に何ら規制を掛けていない様です。加計学園は今治市に無償で提供された土地を担保に銀行から借り入れが出来るのです。

仮に加計学園の経営が早期に行き詰った場合、供与された土地は銀行などに担保として渡る可能性が高く、市民の税金が銀行の資産になるというモラルハザードが発生します。

尤、現状は供与された土地の登記簿は、今治市保有のままとなっている様です。大学の開校が確実になるまでは土地の所有権を変更しない契約だったのかも知れません。

■ トカゲの尻尾を切っても、切らなくても安倍政権の信用は失われる ■

一説には、官邸では加計学園の獣医学部新設の認可を今回は見合わせる検討に入っているという噂もあります。ホトボリが覚めた頃、再審査で開校させた方が政治的には得策だとの判断でしょう。

確かにこのまま10月の審議会で大学新設を「妥当」と決断すれば、国民は「加計有りき」だと批判を強め、安倍政権の支持率はさらに低下します。そして、「補助金詐欺疑惑」が国会などで追及されれば、安倍政権の崩壊から、選挙での自民党の大敗へと繋がって行くでしょう。

しかし、トカゲの尻尾切として、加計学園の獣医学部新設を却下したとしても、今度は国家戦略特区の旗振り役の安倍首相の責任が問われます。「お友達を優遇して、こんなズサンな計画を進めようとした」という国民の叱責は免れません。

トカゲの尻尾を切ろうが、切るまいが、事がここまで拗れてしまっては、安倍政権と自民党のダメージは少なくはありません。

■ たまには正義が遂行される所を見てみたい ■

私は陰謀論が好きですが、別に正義が好きという訳ではありません。陰謀論は世の中の不可解な事象の裏側を妄想する遊びだと思っています。

「正義」などというものは、ほとんどが「悪を隠す為のまやかし」であり、正義が全面に出て来た時にはロクな事になりません。

しかし、今回の加計学園問題は、あまりにアカラサマに「悪事」が明確過ぎるので、これを警察や検察、司法が見逃したら、国民は国家に対する信頼と、民主主義の幻想を失てしまいます。

ですから、捜査の手が安倍首相に及ばなくとも、少なくとも加計学園や今治市議会の関係者は摘発され、法の裁きを受ける必要が有ると考えます。

加計理事長が贈収賄と詐欺罪の容疑で逮捕されれば、安倍政権の命運も付きますが、そこから政界再編に進めば、自民党としても、或いは日本を影で操る人達にとっても悪い話では無いと思います。

・・・いずれにしても国民は小さな正義で溜飲を下げて、大きな構造には目を向ける事な無いのですが。

トランプは「正しい」が「間違えた」・・・トランプ政権の喧騒がかき消すもの

2017-08-21 16:54:00 | 分類なし
 

■ 暴力的なリベラル ■


白人至上主義者と過激なリベラルの対立が、トランプ政権を揺さぶっています。

一般的にリベラリストと効くと「ラブ&ピース」の様なお花畑左翼を思い浮かべますが、日本でもリベラル運動が過激化してテロリストを生み出した様に、アメリカの一部のリべリストも相当に過激です。

ただ、シャーロットビルの衝突や、その後の「リベラリスト」の行動を見ると、どうも彼らの暴力は「憂さ晴らし」の様にも見えます。トランプ当選直後のリベラルのデモも、一部の「憂さ晴らし」連中が過激化していました。

ネットでは「彼らは1日25ドルで雇われたプロ市民」だと噂されていますが、そんな事はどうでも良く、「一部のリベラリストが暴力的だ」というのは、誰の目にも明らかです。

■ トランプは正しい ■

「白人至上主義者だけでなく、双方に非がある」発言は、私的には正しいと思います。ケンカは一人では出来ません。

今回の事件は南北戦争時代の南軍の英雄の像をリベラリスト達が撤去しようとした事に端を発しています。それを阻止しようとした白人至上主義のKKKなどの集団と争いになったのです。

実はアメリカ南部の諸州では、「自分達は北のアメリカに占領されている」と考えている人達が多く住んでいます。南北戦争で負けて北の連邦政府に統合されたのだと。

これらの南部諸州では、連邦政府からの独立法案が毎年の様に州議会に提出され、数年前のテキサス州では住民投票で僅差で独立反対派が勝ちましたが、一歩間違えば、テキサスがUSAの地図から消えていたかもしれない・・・。

そんな南北戦争前の「自分達のアメリカ」に郷愁を抱く人々にとって、南軍の英雄の銅像を引き倒そうとするリベラリスト達は許す事は出来ません。

喧嘩を仕掛けたのはリベラリスト達なのだから、「喧嘩両成敗」というトランプの発言は正しい。

■ トランプの発言は間違っている ■

アフリカ系アメリカ人や、アジア人などの白人以外の移民にとっては、アメリカの歴史は迫害の歴史です。奴隷時代は当然の事、南北戦争で南軍が破れて奴隷が解放された後でも、南部諸州の有色人種への迫害は凄惨だった。

ジャズ・シンガーのビリー・ホリデーで有名な「奇妙な果実(Strange Fruit)」は、首つり縄で木から吊り下げられた黒人の姿を果実に見立てた歌。

1950年代、60年代になっても白人至上主義者達は、白人に反抗的な黒人をリンチして、そして首つり縄で木からぶら下げていた。

いえ、KKKの様な白人至上主義者だけでなく、普通の善良な白人住民達が、普通に黒人のリンチを見に集まっていた・・・それが50年位前までの南部の普通の風景だった。

キング牧師の運動や、リベラリスト達の啓もうによって表面的には「平等」が確立したかに見えますが、アメリカの社会の中に根を張る人種差別意識は、今でも社会の中に枝を張り巡らしています。

黒人だけで無く、アジア系が、ヒスパニック系が、イスラム系移民が、社会の無言の圧力に耐えながら生活する国がアメリカなのです。


そういうデリケートな国で、「リベラリスト=虐げられたマイノリテー」を批判する事は政治的にはタブーです。これは日本の同和問題に近く、政治家は周到に発言を選ばなければなりません。

その点において、トランプの「双方に非がある」発言は政治家としては大間違いです。

■ ブレーンのバノンの追放 ■

トランプは発言を訂正せず、世論はトランプ批判を強めていますが、この機を逃さずにホワイトハウスはら白人至上主義者のバノン大統領上級顧問が、ケリー主席補佐官によって解任されています。

バノンは極右のオルタナティブ新聞の発行者で、プアー・ホワイトの指示をトランプに集める事で彼を大統領に押し上げた立役者でした。アメリカ一国主義や、移民排斥、メキシコの壁など、選挙戦でトランプに指示を集めた政策の立案者は彼でしょう。

一方、政権が発足し、世論の圧力からトランプ政権が「普通」に舵を切り直し始めた事で、選挙戦からトランプを支えていたブレーンと、現実主義的なスタッフとの間に軋轢が生じる様になります。

最近ではバノンがホワイトハウス内の裏話を盛んにリークするなど、政権内の鼻つまみ者となっていたので、今回の事件をきっかけに政権から追放した・・・世間はもっぱらそう見ています。


■ 北朝鮮攻撃に否定的だったバノン ■

一見、クレージーな右翼と思われがちなバノンですが、北朝鮮への軍事攻撃には反対だったと新聞が伝えています。左派系メディアとのインタビューで「ソウルが火の海になるから北朝鮮攻撃は不意可能だ」と述べたそうです。
ソウルは北朝鮮国境から40Km程度しか離れておらず、ミサイルはおろか、通常の砲弾も容易に到達する距離です。仮に、アメリカが北朝鮮を攻撃したならば、ソウルは10分で火の海になります。

これ、他人事では無く、北朝鮮が本気になれば自滅覚悟で中距離ミサイルを東京や大阪にぶち込んで来るでしょう。PAC3ではこれを防ぐ事は出来ません。通常弾頭が1発東京都心に着弾したら、日本中がパニックどころか、世界経済がパニックを起こします。


ですから、例え暗殺であったとしても、アメリカが北朝鮮に軍事的行動を先に起こす事は99.999%あり得ない。その点、バノンは正鵠を得ています。


■ アメリカの北朝鮮攻撃は有り得るのか? ■


バノンの退場によって、トランプ政権が軍産複合体に乗っ取られてとの短絡的な陰謀論も目にしますが、トランプ政権内部はそんなに単純ではありません。

石油メジャーのエクソンの会長だったティラーソンが国務長官を務め、ウォール街がGSのOBのムニューチンを送り込み、政権の背後ではキッキインジャーの姿がチラつく・・・。

仮に戦争が起きるとしても、経済が崩壊した後に誤魔化す為の戦争が用意されているのだと思います。

■ 米財政のシーリングが近づいている ■


今回の混乱で市場が気にし始めたのが、米財政の上限問題。議会が上限引き上げを渋れば、9月中旬以降にアメリカの財政が底を付きませう。オバマ政権の時も政府機関の職員を一時自宅待機させて急場をしのぎました。

これをして「アメリカの財政破綻」や「米国債のデフォルト」に即結びつく訳ではありませんが、相場を揺さぶる材料にはなります。

今年に入ってから市場からボラティリティーが消失しており、投資家達もそろそろイベントに飢えている頃です。米国内の情勢が混乱すれば、株式市場、債券市場を揺さぶる動きが活発化するでしょう。現に株式市場に影響が出てダウが大きく下げています。

■ 確実にやって来る「崩壊」の足音が聞き取れるか ■

今回の件で米株市場などは多少の調整はするでしょうが、むしろ一本調子に相場が踏みあがって来たリスクを上手に振るい落したとも言えます。

事態が収拾すれば、個人投資家を中心に、またぞろリスクを取り始めるでしょう。一方で目先に効く投資家達は、波状的に売り抜けの状況を作り出し、リスクを徐々に圧縮しているはずです。

確実に言える事は「バブルの崩壊は必ずやって来る」という事。この足音が聞こえるか、聞こえないかによって投資家が生き残れるかどうかが決まります。

聞こえない人の生き残る道は・・・ゲームを早々に降りるしかありません。賢い人は既に、テーブルの外から最後の喧騒を見物していますが。


物価の財政理論(FTPL)をフリーランチだと勘違いする愚・・・三橋氏周辺はドリーマーが多い

2017-08-21 15:34:00 | 時事/金融危機
 

三橋貴明氏の周辺が「物価の財政理論(FTPL)」について幻想を膨らめている様なので、現実の日本に落とし込んで、彼らの夢を少し砕いておこうと思う。

■ 財政を拡大すればインフレ率は上昇する ■

1)「財政を拡大するとインフレが発生する」・・・これは当然ですよね。
2)「インフレが発生すると長期金利が上昇する」・・・これも当然ですよね

現在の日本では、財政拡大の要因が老人福祉ですから、ばら撒かれた資金の多くは預金され、金融機関と政府の間で循環する量が相当に多い。結果的に日本において財政拡大によるインフレ率の上昇は起こり難い。

しかし、政府が調子に乗って公共事業を増やしたりすると、消費性向が強い人々にお金が渡るので、インフレ率が上昇します。安倍政権発足直後の大型補正予算は確かに景気回復に効果がありましたが、あの規模の公共投資が継続的に行われれば日本のインフレ率は確実に上昇していたでしょう。

■ インフレ率の上昇は市中金利の上昇を促し、つられて国債金利も上昇する ■

ここからが問題です

3)「市中金利に引っ張られて国債金利が上昇する」

市中金利を決めるのは将来の物価予測です。物価上昇が予想される場合、預金金利があまりに低過ぎると預金者はインフレ率に金利が見合わない為に預金を引き出して金利の高い運用に切り替えます。当然、銀行は預金流出を阻止する為に、預金金利を引き上げなければなりません。

預金金利の上昇は、銀行の貸し出し金利の上昇を促します。そうしなければ銀行の利益が無くなってしまうからです。こうして、インフレや物価上昇予測は市中の金利を上昇させます。


ここで、日銀の異次元緩和によって国債金利がゼロ近傍にペッグされている状況で、国債金利が上昇するのかどうかが問題となります。


地銀、信金、ゆうちょ銀行、生保など中長期の国債を大量に保有する金融機関は長短金利が上昇に転じれば、預金金利を引き上げざるを得ず、それに見合う金利を得られる資産が必要になります。ところが手持ちの国債の金利はゼロ近傍で極端に低い。

さて、これらの金融機関は中長期国債を保有し続ける事が出来るのか?答えはNOです。金利が逆ザヤの状態では経理が成り立たないからです。そこで日本国債に売り圧力が高まり、国債価格は下落、国債金利は上昇に転じます。


■ 国債金利の上昇に中小の金融機関は耐えられない ■

そこで問題になるのがこれらの金融機関が大量に保有する国債で含み損が発生するという事。金融庁はこの様な事態を予測して、中小金融機関の国債偏重を是正しようと指導していますが、なかなな国債離れは進みません。

■ 今の日本にとってインフレ率はゼロ近傍が好ましい ■

そこで現在の日本では下手にインフレが発生すると、日本国債の需給バランスが崩れるので、インフレ率はゼロ近傍が好ましい。政府の国債発行コストを最小限に抑制できます。

財務省・日銀の描く勝ち逃げのイメージは、人口動体の最悪期を、国債のゼロ金利と、段階的な年金受給年齢の75歳までの引き上げでしのごうというもの。しかし、そこから日本経済が成長に転じると、国債価格の下落が発生し膨大な低利の日本国債を保有する日銀は事実上の債務超過に陥ります。

■ 日銀が政府の子会社であっても「円の暴落」は避けられない ■

政府+日銀を統合政府と考えるならば、政府は日銀に資本注入をして日銀の破綻を防ぎますが、その原資は国債です。これをさらに日銀がファイナンスすると、「円っていったい何なの?」となる事は確実で、為替市場で円は暴落し、輸入コストの上層が国内のインフレを加速させます。

途上国やブラジルやアルゼンチンで良く発生する「通貨の信用危機」ですが、実体経済の受給バランスなどに関係無く、通貨の信用が損なわれれば為替の暴落は先進国でも簡単に発生します。

事ここに至ると、日銀も財務省をインフレ率をコントロールする手段は在りません。


■ 中小金融機関の経営破綻による金融危機が最初に発生する ■

為替市場での円の暴落の前に、地方銀行や信金や、多分ゆうちょ銀行が経営破綻するので、全国で取り付け騒ぎが発生し、それはメガバンクにまで波及します。

多分、預金封鎖という事態になります。当然、通貨の信用が剥落し、インフレ率が急上昇するので、政府の債務は民間の預金の価値の喪失によってファイナンスされます。

■ 消費税増税はインフレ抑制手段として有効 ■

「急激なインフレを防げば良いじゃないか」と誰もが考えるでしょう。財務省の奥の手は「消費税増税」です。これで景気の頭を抑えるので、インフレ率をゼロ近傍にペッグ出来る。

さらには税収も増えるので一石二鳥となるかと思われますが・・・景気が後退して税収はイーブンか、或いはマイナスになる可能性が高い。財務省も消費税増税はあくまでも奥の手として温存したいハズ。

もっとも、日本がそんな事態になる前にリーマンショック以降の金融緩和バブルが弾けて、世界経済はリーマンショック以上の崩壊を経験するはずですから・・・財務省も日銀も、今しばらく耐えれば財政破綻の責任を経済危機に擦り付ける事が出来ます。



異論反論、ドシドシどうぞ!!

にわか撮り鉄の旅・・・チアフルーツ聖地巡礼Part2

2017-08-20 05:44:00 | アニメ
 

■ 大多喜の銘菓「十万石」をゲットする為に大多喜へGO!! ■


『アクションヒロイン チアフルーツ』より

私の今期イチオシの『アクションヒロイン チアフルーツ』。何の取り柄も無い平凡な地方の街を「ご当地ヒロイン」で活性化する為に立ち上がった9人の女子高生の話ですが、昭和40年代の特撮ネタが随所に隠されていて50代のオタクを狂喜乱舞させています(多分)。

第六話で最後のメンバーのピンクが加入して、いよいよ彼女達の快進撃が始まると思われますが、私はチラリと画面に映った「お菓子」にビビビ!と来てしましました。いえ、効果音としては「キュイーーン」って感じですかね、ニュータイプの・・・。

これ、チアフルーツの聖地、千葉県大多喜町の銘菓「十万石」じゃないですか。これは、リアルの「十万石」を手に入れろというミッションに違いありません。

そんな訳で、気温30℃、湿度90%の中、自転車で行って参りました。大多喜へ。久しぶりに熱中症寸前で視界が白く霞みました・・・。

■ 先ずは大多喜城へGO! ■

「大多喜聖地巡礼」は以前記事にしているので、本日は観光が目的。

『アクションヒロイン チアフルーツ』・・・千葉県大多喜町 聖地巡礼  2017.07.09 「人力でGO」

チアフルーツの舞台となっている千葉県立大多喜高校は、大多喜城の二ノ丸に位置しています。校内にはかつて二ノ丸に在った「薬医門」や、「大井戸」が残されています。



実は大多喜高校の裏から本丸へと登る道が在ります。かつてはここが二ノ丸から本丸に通じる道だった。ところで、自転車は?と気になっている方もいらっしゃると思いますが、モチロン「担ぎ」です。山城が絡むといつも担いで登っている気がしますが・・・。



本丸への道の途中から大井戸を見下ろすと、何やら派手な格好をした人達が居ます。「ロケハン」という言葉が聞こえて来たので、映画のロケハンをしているらしい。大多喜町は映画での地域振興を推進していてロケを盛んに誘致しています。

助監督?らしき人は(派手なシャツにロングブーツ)は何故か顔が「白塗り」。まさか清水崇監督の『呪怨』シリーズの新作か・・・?



道は上に行く程傾斜がキツクなり、最後は石段になります。



キツイ、キツイとネットで書かれていたので、かなり登るのかと思ったら、あっさりと本丸に到着しました。



現在の天守閣は天保6年(1835年)の図面を元に昭和50年に鉄筋コンクリートで再建された「ナンチャッテ天守閣」。中は「千葉県中央博物館大多喜城分館」になっています。





展示は甲冑や刀剣を中心に、なかな充実しており、今話題の「刀剣女子」が熱心に日本刀に見入っていました。

大多喜城1521年に千葉県南部を支配した真里谷(まりやつ)武田氏の真里谷信清が「小田喜城」として築いたのがはじまりとさています。その後、里見氏の勢力下となりますが、江戸時代に徳川四天王の一人「本多忠勝」が10万石の領主として入城し、城下を整備します。忠勝はその後、関ケ原の武勲が評価され伊勢桑名に10万石で配置替えとなり、大多喜は5万石で次男の忠朝に残されます。

2代目城主、本多忠朝も勇猛な武将で、関ケ原の合戦では長槍をもって敵に恐れられますが、大阪冬の陣においては酒を飲んでいて不覚を取り家康に叱責されます。汚名返上の冬の陣では毛利軍に正面から挑みますが、惜しくも打ち取られてしまいます。

大多喜城の展示の中には真田氏の活躍を描いた『難波戦記』が展示されており、この中にも本多忠朝の雄姿が描かれています。

展示室最上階には、かつての大多喜城とその周辺を再現した模型が展示されています。江戸時代の地方の城下町に規模って、こんなに小さかったのです。





写真を撮り忘れましたが、ブルーの戦士の青山勇気ちゃんが、歌っていたのも天守閣の下。ここから大多喜の街が一望できます。


『アクションヒロイン チアフルーツ』より

ちなみにブルーの戦士「セインブルー」が何故メキシコのモレロス州クエルナバカ市からやって来た設定になっているか?

それは大多喜町の姉妹都市になっているから。1609年、御宿の海岸で座礁したドン・ロドリゴ総督率いるメキシコ船一行を、当時の城主、本多忠朝が歓待し、幕府が帆船を手配してメキシコに送り返した史実に由来します。

■ 「十万石」をゲット ■

大多喜城を後にして、本日のミッションを達成すべく、城下に移動します。先ずは前回撮り損ねたマンガ家「つげ義春」が滞在して「紅い花」などの構想を得た宿の「恵比寿楼」に向かいます。恵比寿楼は廃業して久しいのですが、当時のままの姿で未だ残されています。



その恵比寿楼からすぐ近くに、本日の目的地である「最中 十万石本舗」が在ります。





今週放映された6話でグリーンの緑川 末那が「商店会からの差し入れです」と生徒会室に持って来たアレです。


『アクションヒロイン チアフルーツ』より

「十万石」はズッシリと重たい程のアンコが最中の中に入っていますが、甘さはさっぱりしているので、家内はペロリと完食していました。

お湯で溶いて、お餅を入れてお汁粉にしても良いと書かれていますが、たしかにアンコの量は十分です。





実は本日は聖地巡礼中と思しき若者を数人見かけましたが、何人かの方は「十万石」の包みを手に提げていました。

店員さんに「今日、若いお客さん多くないですか?」と伺ったら、「本当ねえ、今日、若い方多いですね。」とのお答え。やはり・・・。

これは是非、原因をお教えしなくてはと思い「実はこのお店の最中、アニメの中で登場したんですよ。」と伝えると、「エー、アニメ・・・どんなアニメなの?」と質問されました。「若い人向けの深夜アニメですよ。TBSで深夜3時から放映してます」と答えておきました。50歳のオヤジがタイトルを口にするのは少し恥ずかしかったので・・・。「大多喜が舞台ですよ」と付け加えます。

実際に作中で「大多喜」という名は使われておらず、大多喜町ともタイアップしている感じはしないのですが、娘の大学の同級生の大多喜出身の子は、チアフルーツを知っているみたいです。まあ、普通の大人が観たら、面食らっちゃうような作品ですが、大多喜城や大多喜高校が描かれているのを見て地元の人も悪い気はしないでしょう。ただ、「ありふれた衰退する地方都市」という設定に抵抗が在るかも知れませんね・・・。これから地域振興で盛り上がるのだから良しとして下さい。


■ にわか「撮り鉄」に変身! ■

聖地巡礼、最期の場所は「最重要スポット」の「いすみ鉄道・大多喜駅」。






『アクションヒロイン チアフルーツ』より

4話からは、この駅のホームがチアフルーチの公演のステージになります。


『アクションヒロイン チアフルーツ』より


『アクションヒロイン チアフルーツ』より

一方、チームの副キャプテンの生徒会副会長の家(部屋?)が在るのも大多喜駅の構内。彼女、黒酒 路子の父親は駅長らしい。


『アクションヒロイン チアフルーツ』より


『アクションヒロイン チアフルーツ』より


『アクションヒロイン チアフルーツ』より


『アクションヒロイン チアフルーツ』より

実際に駅の風景はこんな感じです。










そして、何と、路子ちゃんの部屋も、本当に在ります。これ、国鉄時代の名ディーゼル車両の「キハ」を待合室として使っているんですね。








実はいすみ鉄道は「キハ」の車両を売り物にしています。いすみ鉄道が保有するのはキハ52、キハ28、それと久留里線から買い取ったキハ20。いずれも初期の車両が多く、動体保存的な価値から鉄道マニアの心をくすぐります。「レストラン・キハ」として特別に運行したり、お土産に「キハカレー」を売り出したり。



いすみ鉄道の前身は国鉄「木原線」。当初は内房の木更津と外房の大原を結ぶ房総半島横断線として計画されましたが、筒森をトンネルで抜けるルートが難工事となる為に計画を変更して上総中野で私鉄の小湊鐡道と接続する事に。

赤字ローカル線として廃線が決まっていた木原線ですが、高校生や老人などの交通手段が無くなってしまうので、地元で存続運動が高まり、第三セクターの「いすみ鉄道」となります。しかし、経営は苦しく、地元の支援と、様々な「グッズ販売」が経営をサポートしています。

キハ・カレーの他にも、銚子電鉄の真似みたいな「ぬれ煎餅」や、手ぬぐい、ポスター、DVDなど、鉄道マニアの心をくすぐるグッズが沢山在ります。


■ 房総横断ローカル線の旅 ■


ここからは、にわか鉄道マニアになって、夷隅川沿いを走るローカル線の旅を満喫します。外房大原に抜けようかとも迷いましたが、「いすみ鉄道→小湊鐡道」という「房総横断ローカル線の旅」を楽しむ事に。

乗車した車両は1両編成のディーゼル車。車窓からは山間の景色が楽しめますが、切通しの幅が狭く、列車の窓ガラスを木の枝が擦る程・・・。









終点の上総中野の小湊鐡道に乗り換えます。

小湊鐡道は当初、内房の五井から外房の安房小湊を結び房総半島中央部を縦断する路線として計画されました。安房小湊に行かないのに路線名が「小湊鉄道」なのはその為。結局、清澄山系をトンネルで抜ける事を断念して上総中野止まりに。

小湊鉄道では「キハ200型」が主力車両。まだ現役で14両がバリバリ働いています。小湊鐡道は千葉県の私鉄としてはトンネルが多い路線です。里見辺りまでは、山の中をグラグラ揺れながら走るので、結構スリルが味わえます。




五井駅に着くと、空がにわかに暗くなり、大粒の雨が降って来ました。最中を買ってしまったので仕方なくの輪行でしたが、それが幸いしました。


ところで、大多喜町に興味を持たれた方は、9月30日~10月1日に行かれる事をお勧めします。「大多喜 お城祭り」が開催され、武者行列が街を練り歩きます。その中には「初代・仮面ライダー」の藤岡弘さんの姿もあるはずです。


特撮アクションヒロインで町興しを狙う大多喜町に・・・なんと初代ライダーがやって来る。これも何かの縁なのでしょうか。

ガンバレ大多喜町、ガンバレチアフルーツ。この町を救うのは君達だ!!






<注意>

『アクションヒロイン チアフルーツ』は大多喜町とは全然関係の無い作品です。作中の寂れた地方都市の名前は「陽菜野市(ひなのし)」であり、実際の大多喜町は、江戸時代の城下町の風情を残す特徴的な街です。

くれぐれも「わが町が寂れた地方都市とはケシカラン」とお怒りになられない様にお願いいたします。でも、このアニメが大ヒットしたら、大多喜町は大洗町の様に「聖地」として沢山の若者を集めるかも知れません。ガンバレ『チアフルーツ』。負けるな『聖果戦士ヒナネクター』。


学校建設に絡む補助金詐欺を追及しないメディア・・・これこそが聖域なのだろう

2017-08-16 07:20:00 | 時事/金融危機
 

■ 内閣改造後、加計学園問題の報道が激減した? ■

内閣改造後にメディアの加計学園問題の報道が明らかに減っています。これだけを見ると、森友問題、加計学園問題を仕掛けたのは自民党内の反安倍勢力の様に見えます。

特に岸田派(宏池会)からの、林芳正文部科学相、小野寺五典防衛相、上川陽子法相、松山政司氏1億総活躍担当相ら4人が入閣が目を引きます。

池田勇人が創設した宏池会は官僚出身者が多く、自民党内では田中派と福田派の対立が激化すると、宏池会から総裁を選出してバランスを取ることが度々ありました。以前は麻生太郎氏や故河野洋平氏も属していました。河野洋平氏や谷垣禎一氏など自民党が下野している時期の総裁も何故か宏池会出身者。

一方で麻生派からの入閣は三人だけ。河野太郎氏の外相起用が目を引きますが、麻生氏としては不満が残る結果かもしれません。森友学園事件の際に麻生氏の腹心の鴻池祥肇氏が「無礼者」発言で注目を集めましたが、森友学園は財務省の起こした問題なので、避難の矛先は麻生蔵相に向かっても不思議ではありません。国会では麻生氏も度々答弁に立たされていましたが、報道の矛先は安倍首相に向かっていた・・・。

「安倍の次は麻生」などと予想されていた安倍政権後の総裁ですが、ここに来て、岸田氏の存在が目立って来た感があります。稲田氏が辞任した後をワンポイントで引き継いだのも岸田氏でした。

ちょっと穿った見方をすると、麻生氏が森友、加計問題を仕掛け、安倍氏と距離を取り始めたので、岸田派(宏池会)の閣僚起用を増やしてそれに対抗した・・・そんな風にも見えます。

■ 追及すべきは「補助金詐欺」なのに・・それを見過ごすマスゴミ ■

加計学園問題では、獣医学部の設計図が流出しており、それを元に見積もると建築費の坪単価は70~80万円程度(鉄骨造の平均的な坪単価)で、加計学園が補助金給付の為に今治市に提出した坪単価150万円は二倍近く水増しされています。今治市と愛媛県は建築費の半額を補助金で補う事を決めていますから、これは森友問題と同類の補助金詐欺です。規模は森友学園の比ではありません。

日刊ゲンダイや週刊誌が記事にしていますが、大手マスコミはこの「決定的な証拠」を報道していません。これは完全に詐欺事件で刑事訴追が可能です。


野党も「安倍首相が今治市が特区にエントリーした時点で加計学園が候補である事を知っていたか?」などという立証の難しいく、仮に立証出来たとしてもあまり世間にアピールしない問題に頓着するのでは無く、「大学に対する補助金(税金)が、詐欺によって私学に掠め取られている」という事件の本質を突くべきなのです。

民主党も設計図を入手したらしく国会で追及しているようですが、「炭疽菌などを扱う施設が本当にあるのか」という点を問題視しており、誰にでも分かり易い「補助金詐欺」をあえて論点とする事を避けている様に思えます。

加計学園問題、もしかすると、現代の文教行政、特に私学誘致に絡む「ごくありふれた不正」を白日の下にさらしてしまうと、困る学校法人や自治体、そして与党・野党を問わず困る政治家が沢山居るのでは無いか。

実は学校建設利権は暗黙の了解の元、大手メディアは「アンタッチャブル」と決めているのでは無いか?

■ 補助金詐欺が立証されれば獣医学部新設どころか今治市議の多くが逮捕される? ■

メディアが正義を名乗るならば、立証困難な安倍首相の関与に血道を上げるのでは無く、完全に刑事事件である「補助金詐欺」を徹底追及するべきです。住民の血税を一私学にポンとプレゼントしているのですから。

今治市の獣医学部新設に関しては、今治市は広大な土地を無償供与し、地盤整備からインフラ施設まで市の予算で施工し、さらに校舎建設の予算の半額を補助金として負担しています。(愛媛県の負担もありますが)

これだけの利益供与に対して、今治市議会は何のチェック機能を果たしていません。明らかに高すぎる建設費に対してもノーチェックです。これは議会も今治市の行政も完全にアウトです。多分、今治市民が行政訴訟を起こすと思いますが、裁判所が今治市の担当者を無罪とするならば、裁判所など要らない。

今治市議に1000万円の賄賂が渡ったとして住民から松山地裁に告訴状が提出されており、裁判の場で真相解明がされるのか・・あるいは証拠不十分として無罪とされるのか、こちらの裁判も気になる所です。

■ 補助金詐欺は珍しく無いのかも ■

安倍政権に大きな打撃を与えている加計学園問題ですが、内閣改造以降の報道を見るに、結局は「政争の具」に過ぎなかった印象を受けます。(私は裏に憲法改正を阻止するアメリカの存在が在ると妄想していますが)

しかし、森友問題も加計問題も実は「学校建設に関する補助金詐欺ビジネス」にこそ本質があります。

これ、実は学校建設に限らず、補助金として公金が投入される全国の多くのプロジェクトで同様のスキームが使われていても不思議ではありません。

ひと昔前は公共工事において談合によって建設会社が施工費を吊り上げ、利益の一部を政治家に還流していました。しかし、公共工事の入札に対する世間の目が厳しくなりましたから、談合は難しくなった。

そこで、補助金の投入される民間工事の工事費を予め水増ししておき、随意契約の建設会社に高額の建設費を支払い、補助金を水増しして受け取る・・・。実際の建設会社がいくら請求するかも注目すべきですが、政治家への口利き料は、事業主と施工会社双方から還流する仕組みなのでしょう。

■ 教育を隠れ蓑にしたビジネスとしての教育国債に注意すべき ■

政府は将来的に教育国債を発行して高等教育を無償化する政策の検討に入っています。

学費負担はどこの家庭でも切実な問題ですから、仮に「高等教育無償化法案」が国会に提出されても、多くの国民がこの案に反対する事な無いでしょう。

しかし、高等教育無償化で教育のレベルが向上するとは考えられません。現在の日本では学力はほぼ家庭の経済力に比例しています。小学校の頃から塾に通い、私立中学、私立高校に通う事が出来る子供の学力は当然高い。

確かに家庭が貧しく優秀でも大学に通えない子供も少なからず居ますが、一般的には経済力の低い家庭の親は教育に興味が無く、子供も勉強嫌いで成績も悪い傾向が強い。

この様な状況で大学を無償化した所で、本来大学に行く様な能力に達していない「分数の計算も出きない大学生」を増産するだけです。そして、結果的に希望の企業に就職出来ずフリーターになる若者が増える。(企業には安い労働力の供給源になりますが)

そんな大学生が増えれば大学も新な施設を拡張します。そしてそこに私学助成金や補助金が投入され、利権を持つ一部の人間が潤う・・・。教育国債など、「亡国の政策」に等しいのです。

大学生を増やすよりも、幼児教育を充実させたり、小中学校の給食費を無償化する方が子供にとって何倍も有益です。貧困家庭の子供は家庭では栄養バランスの悪い食事が多いので、給食で栄養を取っているという統計データも出ています。

仮に学力が低くとも、健全な肉体と精神を培えば、労働力として国家に貢献出来ます。下手に大学に行ってフリーターになるよりも余程有益です。

■ 少子化対策は一億総ヤンキー化が有効 ■

実際に「ヤンキー」などと蔑視されているヤンチャな方々は、若くして子供を作り(それも何故か3人も4人も居る家庭が多い)、その子供達も若くして家庭を築く傾向が高い。

一方で、高学歴の人に独身者が多く、高学歴の女性の結婚率は有意に低い。さらに、晩婚の傾向が強く、子供を産まなかったり、生んでも一人っ子のケースが多い。


私は安倍首相に強く勧めたい。「少子化を止めるには、小学校の道徳の時間に「少年チャンピオン」を読ませるべきだ!!」と。子供の頃から「ヤンキーの美学」を叩きこめば、日本の未来は明るい!!

道を竹槍出っ歯のシャコタン車が走り回り、高校生の制服は長ランにボンタン。こんなエキセントリックな国になったら外国人観光客が殺到するかも・・・。


おっと、妄想が暴走してしまいました。パラリラ・パラリラ・・・・