デビュー作『トゥーウィーク・ノーティス』でもヒュー・グランドとコンビを組んだマーク・ロレンスの第2作。今回は彼に今までにないおバカなキャラクターを演じさせ、とても楽しいハート・ウォーミングを作り上げた。
80年代に一斉を風靡したポップスターが、今では落ち目になり過去の栄光に縋りついたドサまわりをして生計を立てている。そんな彼のもとにとびきりキュートなドリュー・バリモアが、例によってやってくる . . . 本文を読む
一発の銃弾が、三大陸、四つの言語を使う人々の運命と呼応して、そこから壮大な物語が動き出す。『アモーレス・ペロス』で衝撃のデビューを果たしたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥの長編第3作。
方法論は前2作と全く同じなので驚くことはない。それよりもこの人はこのやり方でしか映画が撮れないのか、と思ってしまうくらいだ。もちろんそれは彼を否定しているのではない。作家として確立したスタイルを持つこと . . . 本文を読む