虚空旅団の高橋恵の書き下ろし戯曲を太陽族の岩崎正裕が演出したアイホール+岩崎正裕共同製作プロジェクト第2弾。普段の岩崎さんとは違う一面が展開するこの企画は、岩崎さんの思いもかけない冒険が展開され、とても興味深い。
それにしても、今回は意外すぎて驚かされる。全く岩崎さんらしさが感じられない作品に仕上がっていた。ストレートで、なんの捻りもない。いつになったら岩崎さんらしさが見えてくるんだろうと、 . . . 本文を読む
よしもとばななは、相変わらず語彙の少ない作家で、この『まぼろしハワイ』もまた、うれしいとか、かなしいとか、そんなことがそのままに書かれている。
父が死んで哀しいからと、ずっと泣いてばかりである。そんな娘オハナちゃんと義理の母(父の後妻ね)あざみさんの姿が描かれる。悲しいから、ハワイに行って、そこであざみさんの育ての親であるマサコさんや、あざみさんの初恋の人であるおじいさん(山本さん)と会う。 . . . 本文を読む