とんでもない勘違い。タイトルの「おきて」は「掟」だと思っていたのだが、なんと「起きて」だった。このひらがなはなんだか、曲者だ。漢字ならそんなアホな誤解は生じない。でも、あえてひらがな。しかも「おきて!」でもなく、ましてや「起きて!」は当然なく「おきて」である。(しつこい)
このひらがな表記がさかんにスクリーンに投影される。スクリーンというけど、それは下手側に垂れ幕のように掛かる部分だ。その白くて . . . 本文を読む
昨年の最新刊『過怠』があまりに素晴らしかったから、今回文庫になったこの小説も(これも、かなりの大作!)期待できると思い読み始めた。(2019年11月刊行)さすがに『過怠』を超える作品とは言い難い。まぁ、当然だろう。いくら彼女でもなかなか凄いものを連発できないし、できなくてもかまわない。もちろん、つまらないわけではないし、それどころか『過怠』を読んでなかったら、かなり高い評価をしそうなレベルの作品で . . . 本文を読む
初日の午後の回で見てきた。大阪ステーションシティシネマは当然一番大きな劇場他で拡大上映しているから余裕で見ることが出来た。『アバター』並みの3時間の大作だ。(ということは、少し不安)東映70周年記念大作で、織田信長を主人公にした時代劇。今の時代に時代劇、というのも東映らしくていい。大作時代劇はリスクばかりが高くて旨味はない。それでも東映の威信をかけて作るのだから、ヒットが難しくてもやはり時代劇だろ . . . 本文を読む